2019年9月8日日曜日

製作再開(2019/09/08)

【製作再開】
娘に1/4サイズを作っていたのですが、成長に間に合わず・・・
ひとつ飛ばして(?)7/8を作ることにしました。

【準備】
先ずは、フォーム作りから。
ガルネリの型を縮小コピーしたものを、板に貼り付けました。
これを切って、元にします。

2019年3月14日木曜日

分数バイオリン(1/16)修理 駒

【真っ二つになった駒】
バイオリンを習い始めた息子が「パパごめんなさい〜」と・・・
何?何?と聞いたら、駒を持ってきて・・・
見ると真っ二つ!orz
練習するつもりでバイオリンを出したら、手を滑らせて落としたらしい・・・

駒の交換決定です。
サイズは1/16、すぐ手に入るのだろうか?
翌日、楽器屋さんに行ってきいてみることにしました。

【駒の調達】
楽器屋さんで聞くと、2週間位取り寄せにかかるらしい・・・
今日は日曜日だが、今度の土曜日にはレッスンがあります。
間に合わないので、ネットショップの在庫を確認します。

【駒が来た】
運良く最後一つの在庫があり、2〜3日で届くらしい。
が、届いたのは水曜日の夕方。
翌日作業をすることにします。
嫁さんにやっと来たよと話したら、ポンとつければ良い位に思っていたらしい。
左が調達したもの。右は真ん中から割れています。

【駒の加工】
駒を抑える道具がないので、紙やすりを貼った木の上で作業します。
厚みを減らして、後工程で削る量を減らしてゆきます。
小さくてカンナを使いづらいので、ノミとナイフで作業しました。


【完成】
どうにかこうにか、完成しました。
E線があたるところに、革をはりましたが、そのままの方が良かったかも。


久しぶりだっので、0.5人日位。



2015年10月11日日曜日

必要に迫られて・・・分数バイオリンの修理(2015/10/04)

【久しぶりのバイオリン】
娘が4歳になったので、バイオリンの体験レッスンを予約しました。
予約の時に色々と相談したら、身長からバイオリンのサイズは1/16がちょうど良いとのこと。

3歳からレッスンに通わせる思惑が、通えそうなバイオリン教室が「4歳からです」と1年待っているうちにサイズはが変わってしまい、いきなり1サイズアップ(1/32→1/16)してしまいました。
レッスンを受けさせる親としては、1/32サイズのバイオリンは弾くのがほぼ無理なのと、鳴らないのでホッとしているのも事実です。


【修理しないと!】
実家で大切に保管のされていた楽器です。
ラベルを見ると、「KISO Suzuki Violin」で1974年製みたいです。

四半世紀以上、保管のという名のもと放置されていた個体です。

1年位前にバイオリンを習いたいと言っていたお子さんに、貸してあげようと持って行った時に、指板が剥がれてしまいました。
娘が放り投げたのが原因ですが、目の前でバイオリンが壊れたときのお子さんの表情が・・・
そのうち直そうと、指板とネックが変に曲がらないようにと、テープで固定したままになっていました。

やはり「そのうち」ってのは、そのままほうちですねぇ。
レッスンが週末に迫り、重い腰をあげました。


【先ずは状態確認】
指板とネックは反りや捻れもなく、被害は拡大してはいませんでした。
古い膠(と思われるもの)を削りおとし、付け直すだけで良さそうです。
ついでに、少しだけ指板の裏側のえぐりを大きくして、軽量化しておきました。

【テールピース交換】
当時はアジャスター内蔵のテールピースなんてものはありませんでしたので、アジャスター4連掛けなんてことになっていました。
アジャスターに弓を引っ掛けたり、弦を金属で押すので切れやすかったりするので、テールピースも交換することにしました。
ネット通販で頼んだので現物をみておらず、弦はボールエンドかループエンドのどちらにすれば良いのかがわかりませんでした。
 長さがだいぶ違い弦長が変わると思いましたが、可能な限り後ろ目にセッティングするしか手はありません。
何かできることはないかと元からついていたテールピースを見ると、何かの端材で作られています。
弦のボールエンドは通るほどの大きさの穴はなく、裏から通さなければならない作りです。
テールガットは何かの紐に着色してありました。

これと比べれば、多少テールピースが長い位どうってことないと思い、できる限りのセッティングで済ますことにしました。


【弦の交換とペグの調整】
当然のことながら、弦も四半世紀は経っているので交換します。
ネット通販で、ナイロン弦の4本セットを入手しました。

ペグは柘植っぽい感じですが、よくわかりません。
弦の通る穴はただ開けてあるだけで、穴あけした時のバリが残っています。
(一体どうしたら40年も前の楽器で、バリが残っているのか?)
ナイロン弦にしたせいかバリにひっかかり通し辛いことこの上なしです。

ペグ自体は機能しているので、バリだけ取っておきました。
念のため、コンポジションを塗り、慣らしておきました。


【顎当て】
顎当ては、外してみたら割れかけてます。
アロンアルファの登場です。
これで、どうにかなりました。

【エンドピン】
もう1箇所アロンアルファが活躍しました。

テールピースを外して交換とするついでに、エンドピンを抜いたら、緩くなっています。
どうやら、木が縮んだ様子です。

アロンアルファコーティングの出番です。
アロンアルファを塗って、紙でグリグリと均します。
3回やって、まぁまぁな感じになりました。

【魂柱が傾いているような】
エンドピンを抜いて覗くと、何となく傾いているような気がします。
もっと良く見ようと思ったのですが、バイオリンが小さすぎ持っている道具が一切f字穴から入りません。

手も足も出ませんので、弦を張って様子を見ることにします。
裏板、表板の剥がれが無いかどうか、パフリング周りをコツコツとしてみたり、音叉を当ててみたりするとビビリ音が・・・!
楽器を振ると、中で何かが動く音がします。

小さなf字穴から、何とか出しました。
何となく、ライニングの破片のようです。
取り出した後、コツコツと叩いてもビビリ音は確認できませんでした。
どうやら、この破片がが原因のようでした。

【駒】
新しい弦を張り、チューニングをすると駒が動いてしようがありません。
娘のペン立てから鉛筆を借りて、弦のあたる部分に色をぬります。
着色が目的ではなく、鉛で滑りを良くしてあげました。

【試奏】
低音の鳴りは弱いですが、まぁ音が出ます。
とりあえず、レッスンを始めるには何とかなりそうなので、これで良いのかとりあえずしましょう。

【弓の毛替え】
毛替えはリングが外せなかったのと、工具を新たに作らないとこれ以上作業ができないので、張り替えてもらうことにしました。

バイオリン製作を習い始める前に、張替えをお願いした最寄りの工房に持ち込みました。
今日中できますか?とお願いすると、よっぽどの事がない限りやってもらえるので、お願いしました。
ついでに、バイオリン教室の情報こともできそうだし・・・

毛替えが終わった弓には、よ〜く松ヤニを擦り込んでおきます。
新品の毛に、新品の弦だと、滑って音が出ません。
1/32サイズと比べ、倍の音量はありそうですし、準備完了です。

【レッスン初体験】
前日になりましたが、楽器も揃い体験レッスンに行ってきました。
1歳の時のクリスマスにバイオリンを与え、刷込みをした成果が出ました。
(家にはバイオリンがあるものだという価値観の刷込み)
先生に慣れていないながらも、ちゃんと構えて、音を出すことができました。

これで上手くいけば、弟も真似してバイオリンを始めることでしょう!

先生からのアドバイスで、肩当てはあった方が良いとのことでした。
肩当てあり派、なし派のどちらが正解かは判りませんが、少なくとも初心者にはあった方が良さそうです。
お奨めを聞いたらKUNだそうでしたので、早速買おうとしたら残念ながら在庫切れ。
こちらも又、ネット通販です。
明日には届きそうです。


修理の工数:0.5人日未満
部品代など:テールピース、ナイロン弦、毛替え代








2014年7月15日火曜日

製作とは関係ないけれど・・・

先週、大学の同期と飲む機会があり、「最近ブログ更新してないね」と・・・

製作は中断中だし、自分では弾いていないし、娘も未だこれからなので・・・・


1997年式の、XJR1200Rに跨って喜ぶ娘でした。

2014年2月5日水曜日

製作中断中・・・

【子育て中】
昨年の夏に製作学校は無事(?)卒業しましたが、それ以後全く作業をしていません。

ビオラは音出しをして見ましたが、仕上げられていません。
一体、いつ完成するのやら・・・


【奏者としての仕込み】
まだ1/32のサイズでも大き過ぎて手が届きません。
バイオリンが身近にある生活の刷り込みには成功した様子です。

2013年5月4日土曜日

ホワイトビオラ完成(?) (2013/5/4)

【久々の終日作業】
世の中ゴールデンウィークです。
嫁さんの実家に遊びにいったおかげで、終日作業ができました。


【ネックの整形】
先週接着したネックの具合を確認しつつ、荒削りを進めます。
気になっていた点は、接着時に隙間があったようにも見えたのですが、周囲を削ってみても特に問題はなさそうでした。



ネックがボディにくっついた状態では、やはり作業がし難いでした。

ボタンのサイズは22mmとしました。
モデルを見るともっと小さいのですが、修理を重ねたようで元のサイズは判りません。

イメージよりも大きいサイズではありますが、デザインのイメージを見て現物合わせです。
指板の高さは、スクロール側で19.5mm、ネックの付け根側で22.0mmです。
後々、指板を修正した場合にも十分な厚さを残しています。

途中で構えてみた時には、随分太く、ネックが重い楽器だと思っていたのですが、厚みの計測をまちがえており、十分に削り込みができていませんでした。
数値と感覚のどちらも重要ですね。

削り込んだ後も、やはりネックが微妙に重いような気がします。
原因は、スクロールから繋がる部分に余分な肉が残っていました。
裏から・表から見ながら、スマートにしてゆくことで解消しました。

それでも微妙に重いかな?と感じないこともありませんでしたが、これはスクロールがあっさりとしているせいのようです。
元のモデルよりも、スクロールを10%程小さくしているのですが、重い気がするということは、元のモデルは随分と頭でっかちなのでしょうね。
弾くのに体力が要りそうです。


【ビオラは良く鳴るのか】
バイオリンの時は全く気付かなかったのですが、ビオラのサイズがあると、周囲の音に共振し易いようです。
作業中音楽が流れているので、楽器を持った時にf字孔周囲が共振していました。
気づいてからは、会話している声にも共振を感じました。
出来上がってから弾くのが楽しみです。



ここまでの工数:81.5人日+3.0人日
朝から工房に行けたので、今回は神の手はありませんでした。
  
  
  

2013年4月27日土曜日

ネックの差し込み (2013/4/27)

【ネックの差し込み部分の整形】
えぇと・・・お休みしている間にネックの差し込み部分が完成していました。


差し込んでみましたが、後は膠付けするのみです。


【箱閉じの具合】
1ヶ所、横板がズレてしまっていました。
写真では判り辛いですが、横板が飛び出ている感じです。
直したいとは思いましたが、もうすでに手遅れなのでこのまま進めます。
ニス塗りする時にどの程度までごまかせるか・・・


【ネックの荒削りと膠付け】
ネックを接着する前に、荒削りをしておきます。
完成一歩手前まで削っておく方が作業はし易いのですが、残日数と残り工程の都合から、先に接着してしまいます。
接着する前に、ボタン部分を大まかに切り落としておきます。

ただ差し込んだ状態で、指板の高さを測っておきます。
これは接着後に再度高さを測り、ズレが生じていないかどうかを確認する目的です。
指板の後端で、丁度25mmでした。
記録は、指板に鉛筆で書いておけばOKです。


ここまでの工数:80.5人日+3.0人日