2007年10月6日土曜日

裏板と表板の平面出し(2007/10/6)

先週は、表板と裏板を膠付けしたところで終わりました。
まずは、材料(?)置き場に行って、先週やった結果を確認確認。

これは、表板。
よく見ると、はた金が材料に食い込んでいます。
材料が柔らかいことが良くわかります。
こちらは、裏板。
杢(縦に入っている模様ね)が強く入っています。
この後の作業が苦労しそうな暗示が既に出ています・・・・

まじめな生徒である私としては、先生が来る前に準備をして、授業開始に供えています。
昨日買ったデジカメで、進捗具合を記録して待ちます。

左右でバランスが崩れてしまったネックの渦巻きでも直すか、と思いひっくり返しながら少しずつ修正していると、先生の登場です。

『今日は、真っ直ぐにしてください』と、裏板と表板を持った後、定盤を指差しています。
どうやら、完璧な平面を望んでいるらしい・・・
そういえば、側板の仕上げの時も、定盤で平らにしたっけなぁ。

表と裏どちらからやろうかと思案しつつ、苦労しそうな裏から始めることに・・・
まずは、端材をゴミ箱から拾い上げ、板の足にします。
といっても、単に4つずつ足を作って、瞬間接着剤でつけるだけですが・・・

鋸で開いたままの面を平らにするのですが、長手方向に垂直に鋸跡がついているので鉋がひっかかりまくります。
しょうがないので、ある程度平らになるまでは、鋸跡に沿って鉋がけをします。
平らになってきたので、長手方向に鉋がけをすると、今度は杢がひっかかって剥がれてしまいます。
逆方向も試したけれど、結果は一緒でした。
鉋屑は鉋にすぐ詰まるし、で、奮闘しながらやっていると先生曰く、刃を研いだ方が良いね!
結局午前中は、奮闘と鉋研ぎで終わりました。

縦に横にと苦労しながら、削っては測りを繰り返し3時間程。
先生が様子を見に来たので、後もう少しと言いながら見せると・・・『完璧!もうこれ以上やらなくて良いよ』とのお言葉。
ほぼ、平らになっているのと、材料自体が若いか成熟しているか良く判らないので、暫く寝かせて様子をみるのだそうでした。
様子を見るのに、平らになっていないと具合が判らないらしい。

裏板は置いて、表板へ・・・
こっちは前回ひびが入っていたので、途中を切り詰めています。
他にも、鋸跡が深く入っています。
材料は木目がそろっていて綺麗なのですが、加工具合が酷い状態でした。

最初は鑿でさらったりしていましたが、全然進みません。
裏板と同じように鋸跡にそって鉋をかけても、他の跡を増やすだけです・・・・
大型の鉋を持ってきて、木目に沿って長手方向に一気に削ります。
鉋の刃は出し気味で、大工さんの鉋がけみたいに、繋がった鉋屑を飛び散らせながらやってみると・・・
どうやら、これが一番具合が良いらしい。

大まかに平らにしたら、中型の鉋で、こんどは刃を少なめにして少しずつ整えます。
が、鉋の跡がついてしまいます・・・・
表板、柔らかすぎです。
鉋傷は諦めて、平面出しに専念します。
裏板と同レベルに平面が出た所で、さぁどうしようかなぁ・・・?
時計を見たら、そろそろ授業終わりまで、30分強。

スクレパーで鉋傷を消してしまおう!
ならすように、スクレパー掛けをしたら、綺麗になりました。

教室の掃除をしながら、先生に見せたらOKでした。




今日の成果。
表板です。1時間半くらいでしょうか?
こちらは、苦労した裏板でした。
3時間強です。