2008年1月26日土曜日

表板の表側の整形(2008/1/26)

裏板にひきつづき、表板の整形です。

頂点となる部分をきめて、そこから麓に向って削っていきます。


未だ、仕上がっていませんが、こんな感じです。


【ポイント】
表板と裏板で、アーチの形状が違います。
横から見ると・・・
表: エアーズロックみたいに、ボテッとした感じ。
淵から、いきなり曲線が立ち上がります。
裏: 富士山のような末広がり。
淵から平坦な所があって、そこから盛り上がります。

曲線なので、見た感じみたいです・・・
左右前後のバランスを適当にとらなくてはならないのですが・・・良く解りません。
ストラド何かだと、曲線のテンプレートがあるので、それに従って作成するというのも方法の一つですね。

このバイオリンはオリジナルの型なので、テンプレートは目安として使いました。

2008年1月12日土曜日

脱色(2008/1/12)

ここの所、表板/裏板をひたすら削る日々が続いています・・・

木と会話をしながら、ひたすら労働にいそしむだけです。
必要なのは、良く切れる道具と、木との会話ですね。

ポイントは・・・
(1)木目の向きはどっちか?
(2)杢の向きはどっちか?
これだけでないでしょうか・・・?

後は、会話した結果を記憶に留めておくことでしょうかねぇ?
これは、後々効いてきます。
(後で書いているから言えることだな)



ところで、今回は、材料の脱色です。
表からは判らなかったけれども、削り進んでゆくうちに表面に浮き上がってくる模様とか、なんやかんやがあります。
今回は、裏板に液だまりでもなさそうですが、なんか出てきちゃいました。

と、いうことで、ニスを塗った後に目立たなくするための細工をしました。
【対策】
過酸化水素水を塗りこむ!


オキシドールといった方が解りやすいでしょうか。
最初は茶色かった部分が、少しずつ緑色になってきました。

そういえば、中学校時代にオキシドールで脱色していた奴がいたっけなぁ・・・・