2008年4月19日土曜日

実家にあった詳細不明なバイオリン

実家にあったバイオリンです。


確か、母親が子供の頃に購入されたものらしい・・・
かれこれ、70年位はたっています。

特徴はというと・・・
音色:どうやっても良い音が出ない・・・・ 引いているうちに悲しくなって、焼いてしまおうかと思うレベル
概観:パッと見は綺麗
指板:どうやら、塗ってある・・・・








どうも、戦前につくられたっぽいけれど、詳細が良く判らない。
練習台として、バラシテいいやらどうなんだろうか。

ラベル製作(2008/4/18)

ラベルをそろそろ作成しようね、と、言われてから1ヶ月位経ちました。

実家にあった「ROBIN VIOLIN」のラベルを真似て、ちょっとだけ枠つけて作成してみましたが、ラテン語で作成した方が良いとの事。
ついでに、自宅のプリンタで印刷したので、水でインクが滲みます・・・
(中性紙の和紙には、印刷してあったのですが・・・)



レーザープリンタを買うのもなんだし・・・、印刷をお願いする程、時間はないし・・・
何となく、昔やったシルクスクリーンを思い出し、そういえば今は光学的に製版できたはず・・・と探してみたら、ありました!


その名は「プリントゴッコ」
仕様が判らなかったので、問い合わせてみたら、和紙への印刷も、耐水性も問題ないようでした。

作る段になったら、プリンタ印刷での版下ではシルクスクリーンが上手くできないと説明書に書いてある。
コピーをすれば良いらしいが、今度は逆に、反応しすぎるのでフィルターをつけなけてはならないとか・・・
他に、方法がないのかと探していたら、FAXでコピーするとか、HPのプリンタなら大丈夫だとか・・・?
版を2回作る分の、材料はあるので、チャレンジしてみました。

(1) FAXでのコピー
 解像度が荒いので、納得できない為、試すほどでもなくNG
(2) HP製プリンタ
 あっさりOKでした。
 ちなみに機種は2610で、モノクロ印刷

上側が、プリンタの原稿。
下が、プリントゴッコで印字したもの。

比べた印象は、若干滲むけれども、許容範囲。
35枚程、印刷した後でも、この程度。

手書きで年号と、通し番号を入れる分と、署名するスペースはあけてあります。
今は、代官山が作成の中心なので、TOKIOnensisにしてあります・・・




とりあえず、A4サイズの和紙を切った分だけ印刷しておしまいにしました。35枚×3 = 105台分あります。

(こんなに使わないだろうなぁ・・・)

表板のパッチあて(2008/4/19)

形にもなっていないのに、いきなりパッチ充て(修理)です。

ラベルも完成し、早く箱を閉じたいと思っていたのが間違いでした。
それと、基本をちゃんと守らねば・・・

【今回の失敗内容】
表板の厚みだしの際に、バイオリンの形(ひょうたん型)に削った事。

普通であれば、ブロックの部分を残して、裏側を削る必要があります。
しかしながら、気が急いていた私は、ブロックの事などすっかり忘れて、きれいに削り落としていました。
途中経過で、先生に見せたところ・・・
先生「ブロックは?」
私 「あっ!」



【対処方法】
表板の裏側にパッチをあてます。
ブロックがあたる部分だけ、パッチをあてます。
(1)材料の入手
 先生が適当な材料(表板を切り抜いた後の端材)を探してきてくれました。
 (どこで、何が役立つか判らないので、端材は取っておいた方が良さそう)
(2)パッチのサイズだし&表板の加工
 ブロックが収まるサイズにパッチを削りだします。
 表板側も、同じように削ります。
 ここでのポイントは、平らにする事。
 できれば、外側から見たときに判らないように、楔形にするのが良さそうです。
(3)パッチと表板のあわせ
 チョーク(黒板に書くやつです)を表板に塗って、あわせてみます。
 色が着いている所を削り取ります。
 繰返すことで、密着するはず・・・
(4)接着
 今回は、ボンドで接着しました。
 (もう、二度と外さないし・・・)
(5)荒削り
 ボンドが乾いたところで、表板の裏側にあわせてスムーズに削ります。

※この方法は、オールド楽器とかで良くある症状のブロック周辺の割れを治す際に使う方法だそうです。





【再発防止策】
裏側を削る前に、ちゃんとラインを引く。(基本!基本!)



おかげで、表板の裏削りに1ヶ月近くかかってしまいました。