2008年9月8日月曜日

弾き比べ(2008/9/7)

出来たばかりのホワイトバイオリンと、四半世紀つきあっているバイオリンとの弾き比べをしてみました。

音色の系統は似たような感じだけれども、ホワイトバイオリンは若干華やかな感じ。
もう一台は、おちついた感じでした。

例えて言うなら・・・・
四半世紀 :本妻
できたて :愛人


2008年9月6日土曜日

ホワイトバイオリン完成(2008/9/6)

作り始めから1年以上かかって、ホワイトバイオリンが完成(?)しました。
でも、日数的には、50日弱なんですね・・・


音を出しての感想としては、高音が出やすい感じです。
か細い感じではなかったですね・・・
ディマさん曰く、f字孔がちょっと小さいかもとの事でした。
(どうやらうまく出ていない音域があるようです)


今日やった事はというと・・・
(1)サドルの仕上げ
富士山のように末広がりにします。
高さは、2.5mmです。
富士山のように高くすると、倒れてしまうそうです。
黒檀を削ると、真っ黒になるので仕上げは先送りです。
(2)ペグの荒削り
ペグシェーパーで削ります。
ペグボックスから1cm程度飛び出る感じにします。
削るまえに、首の部分にナイフで切れ込みを入れておかないと、割れます。
黒檀は固くて、割れやすいのが難点ですね。
4本やったら指の皮がむけました・・・・

(3)ペグボックスの仕上げ
ナットより前の部分を削り落します。
ディマさんがやってくれました。
(写真はとってません)

(5)ペグの穴あけ
ペグを差し込んでみて、真ん中に開けます。
左右にずらさないのは意外でした。
ペグの穴あけの時に、ペグの固定に苦労しますので、道具もあわせて作りましょう。
適当な木材に、ペグがささる穴をあけて、一部を切り取っておきます。
まぁそれだけですが・・・・

それから、ペグに穴を開けるのは、ハンドドリルでやると刃を折ります。
電動ドリルでやりましょう!
A線用のペグに刃がささったまま折れました・・・・
(そのまま刺さってます)

(6)エンドピン用の穴とエンドピン
ボトム側のど真ん中に、まっすぐに開けます。

まずは、5mm位の穴を開け。 エンドピンとあわせながら、ぴっちりとはまるように調整します。
エンドピンはペグシェーパーで削り、エンドピン用の穴はペグリーマーで調整します。


エンドピンってただ刺さっているだけだったんですね。

(7)魂柱たて
箱の大きさを測ってから、魂柱を切り出します。
今回は57mmからスタート。
立ててみて、覗いてみて、削ってみて、また立ててみて・・・・
最後はディマさんに立ててもらいました。
お陰で、箱の中の魂柱を出すのは上手くなりました。


【残りの作業】
着色以外に残っている作業としては、こんなもんです。
(A)ナットの調整
とりあえず、弾けるようになっているだけです。
まだ、削ったりする調整が必要です。
(B)駒の調整
これも荒削りのままです。
厚みの調整とかを全然していません。
(C)サドルの仕上げ
先送り中。

次回は恐らく、下塗りからです。
乾くのを待っている間、これらをやろうと思います。