2009年10月31日土曜日

表板・表板・表板(1009/10/31)

 
表板の荒削りが続いています・・・

3週間振りの授業でした。
前回は、表板のアウトラインを切り出した所までで・・・
暫く、間があいたので、宿題(?)として自宅で進めてきました。

縁から、2.5mm位のところに目印の線をひき、その内側を厚さが2.5mmくらいになるような溝を掘ってきました。
そこまでできたら、表板のアーチをイメージしながら、ひたすら削ります。

削りだしたところで、高さをどうするか・・・・?
これも、弦の長さを基に決めてゆきます。

まず初めに、ボディの高さを決めます。
弦長を328mmにしたので、倍数掛けして・・・61.5mmを予定します。
裏板のアーチを測ったら、15.5mmでした。
横板が確か30mmだったので、残りは16mmです。
(ボディを学校に置きっぱなしだったので、ちゃんと測れていません・・・)

この時点で、表板は20mm近くあります・・・
うぅん、先は長い・・・
 

2009年10月20日火曜日

ちょっとした修理(2009/10/18)


実家にあったバイオリン(今は嫁さんが練習用として使っている)の弦が切れたので、交換をしました。

弦は先週切れたのですが、丁度良い持ち合わせがなく、放置していました。
バロックの製作に疲れ、散歩がてら楽器屋さんへ。

手持ちの弦は、以前に買った物ばかりで、当時の値段が書いてあります。
一式買おうかと思ってましたが、思わず一本だけにしていました。

二台分買うと二万円を超えます。
(セール中で良かった〜)


愚痴はさておき、切れたA線を付けようとしたら・・・

(1) テールピースに通らない
ボールエンドがテールピースの穴を通りません。
何で?って感じでしたが、直すのも面倒なので裏側から通すことにしました。

多分、他の弦も一緒でしょう。
いっそのこと、テールピースを丸々変えた方が楽かもしれません・・・

(2) ペグに弦が通せない
ペグの穴が、ネックに隠れてしまい、弦が通せません。
よく見ると、今まで弦が刺さっていた穴の他にもうひとつ穴が空いています。

ペグを抜いて見ると、ネック側の仕上げも適当な感じです。
どうやらこの楽器は、使ってるうちにペグが減るようです。

ペグ穴を埋めてやり直そうかとの考えが一瞬頭をよぎりましたが、ネックの材質もよくわからない楽器なので、無難な方法を取ることにします。

ペグコンポジションを塗ったくり、現状維持です。
とは言っても、弦が通せないので穴を増やします。

結局、A線用のペグには、三つの穴が空きました。



後で、今まで弦の交換をどうしていたか聞いたのですが、普通にしていたと・・・
絶対に嘘だと思います。



テールピースとペグの調整をしておかなくては・・・


2009年10月3日土曜日

表板の荒削り(2009/10/3)

裏板地獄から脱しましたが、今度は表板地獄です・・・

地獄というほどでもないのですが、単に時間がかかるだけです。

アウトラインが終わったので、おおまかに形を作っていきます。

少々自宅で仕上げてきました・・・
(終わらないので・・・)

おおまかに、形ができたら、縁の部分を平にしてゆきます。
今日はそこまでは進まなかったので、持ち帰ってやることにします。

平らにする部分の幅ですが、裏板とは違って「C字部分は狭く」します。
表板は、裏板とくらべてもさっとしたカーブにするので、あまり平な部分の幅をかせいでしまうと起伏が激しくなりすぎてしまいます。
平な部分の幅はというと、全体が親指位、C字部分が小指位です。



【今日の座学】

設計のお話の続きでしたが、横板の長さについてです。

こんな風に、各部分についても、弦長に基づいた比率で長さを決めていきます。


でも、最後の最後は、バランスを見て微妙に調整するらしいでした・・・