2011年12月17日土曜日

2011年最後の教室 (2011/12/17)

【2011年も最後となりました】
今年も早いもので、最後の授業となりました。

昨年はK女史の卒業式で締めくくられていました。
11月の弦楽器フェアで会いましたが、元気そうでした。


【f字孔の続き】
先週は、f字孔を鋸で切り出しただけで終わっていますので、その続きです。
ナイフと鑢で、孔を仕上げていきます。

内側は楽器に対して垂直に、外側は楽器の内側方向に対して末広がりにしてゆきます。
孔の断面は諸説あるようですが、流派や時代によって様々なようです。
今回は、見た目の美しさを重視し、孔の断面が目立たないようにします。

内側は真直ぐに、外側はやや斜め(末広がり)にします。

片側が8割方進んだ所で時間切れです。

それでは、良いお年を!



ここまでの工数:50.0人日
  
 

2011年12月10日土曜日

f字孔開けてみました (2011/12/10)

【すっかり遅刻癖が】
昨日は、人間ドックのため職場には行かなかったのですが、やはり遅刻してしまいました。
遅刻癖というか、疲れが溜まっているようです。


【先週の続きを】
1時間程、裏彫りの続きをしてからf字孔をあけます。
f字孔は鋸で切っていくのですが、薄い方が作業が楽なので、明らかに削っても構わない箇所をざっくりと削ります。


【先ずは講義】
いよいよf字孔を開けますが、先ずは認識合わせから。
(作業前の打合せと言ったところです。何事も共通していますね。)
どんな風に切ってゆくか?
どういった点に注意するか?
などなど・・・

前回のノートを見返すと、外側から切ってゆかないと不安定になると書き込まれていました。
(逆の順番で行うとやり難いことは覚えていましたが・・・・)

今回は、丸の部分と長い部分を表板の厚みを薄くしてからつなげます。
f字にしないことで、作業の安定性というか、安心感がありそうです。
前回の記憶もあるので、諸手をあげての賛成です。


【下準備】
f字孔を書きます。
糸鋸の刃を通す、穴を開けます。
上と下と真ん中です。
これだと、内側から鋸で切っていく流れですね。

穴を繋げないので、不安定になり辛いため、木目を優先しています。


【片方切ってみて】
片方切ってみました。
あまり順番や、木目の方向は気にしないでも良さそうです。
それよりも、幅の狭い箇所で、鋸の方向を変える方が苦労します。

尖った部分に、苦労の跡が・・・
反対側は、尖った部分にした穴をあけることにします。

両方切り終わった処で、本日はおしまいとします。


ここまでの工数:49.5人日
  
 

2011年12月3日土曜日

未だ未だ続く裏彫り (2011/12/3)

【相変わらずの寝不足で】
昨夜も(というか今朝)残業による午前様・・・
今日は嫁さんの誕生日!
誕生日プレゼントは、前渡ししていたので良しとしよう・・・良いのかな?


【裏彫りの続き】
縁の部分を攻めつつ、続けています。
絵面的に変化が見えないので、省略です。


ここまでの工数:49.0人日
  
 

2011年11月26日土曜日

裏ぼりは続く・・・ (2011/11/26)

【夏休み】
遅い夏休みです。
周りからは「夏じゃない」と突っ込みが・・
前半は、娘のお宮参りに行き、後半は嫁さんの実家で過ごして居ました。

産後初めての実家だったので、嫁は楽だったようです。

驚いたのは祖母が100歳!
市長が実家までお祝いにいらしたそうです。


【裏ぼり】
確か、遅刻して行ったような?
未だ未だ、沢山削らなくてはなりません・・・

しかし、今日はクラス会が横浜であるので、ダッシュで帰ります!
単なる飲み会ではあるのですが・・・


ここまでの工数:48.0人日
  
 

2011年11月19日土曜日

裏彫りの続き・・・(2011/11/19)

【鑿から鉋に持ち替えて】
裏彫りを続けています。
調子に乗って彫り過ぎないように、パンチャーで印をつけてから作業します。
とりあえず、6.5mmでやってみます。

自分の豆鉋でやっていたのですが、どうも切れが良くありません。
刃を抜いてみたら・・・そっくりかえっていました。

刃を研ぎ直してからと思ったのですが、研ぎ場が混雑しています。
頃合いを見計らって研ぎ直すことにし、教室の鉋を借りて作業を進めます。
が、やはりしっくりきません。

途中で休憩をはさみながら、研ぎ直しをして鉋がけ~
やっぱり、研いだ後は良く切れて気持良く進められます~♪

鑿よりも細かい屑が出ていますね。


ここまでの工数:47.5人日
  
 

2011年11月12日土曜日

表板の裏彫り始めました・・・(2011/11/12)

【裏彫り】
表板のアーチングをサンドペーパーで仕上げ、裏彫りに着手しました。
割と無心に進められる作業なのですが、無心が故に彫ってはならない場所まで掘り進めてしまうことがあります。
そのために、最初にマークを書いておきます。

今回ブロックの部分は、裏板と同様に大きく取ります。
(気に入らなかったら、後で削ることもできますし・・・)
それと、f字孔の部分もマークをしておきます。
(ここは、バロックの時に薄くしすぎて、表側を削る余裕をなくしてしまったので・・・)

とりあえず、6mm残れば良いので、ザックザックと鑿で堀進めます。
目見当で彫ったので、頃合いを見計らって厚みを測ってみると・・・
一番薄い所で、6.2mmになっていました。
本日の作業結果・・・
重さを測っておけば良かった・・・


【本日の座学】
丁度、アーチングをこれから始める生徒さんが居ました。
アーチングのサイズの出し方についての説明があったのですが、それぞれの先生毎に考え方が違うので興味津津で聞いていたところ、フムフムと思うところがあり・・・
色々と質問してみたところ・・・

板をスピーカーのように見立てて、周辺部分を薄くしてゆくという考え方は共通。
振動の中心部分が駒の位置になる部分も同じ。
駒の周辺部分を厚くして、強度を出す部分も同じ。
面白かったのは、振動させる対象をどのようにとらえるか・・・
私が教わった考え方は、サイズ中心。
これに対して、木目が切れるかどうかといったとらえ方をするのが斬新でした。

図面を写させて貰いましたが、断片的にとらえられると困るので、公開はしません。



【ここまでの工数】
46.5人日(0.5人日位は座学だったかも・・・)

次回は、鑿から鉋に持ちかえながら裏彫りを進める予定です。

2011年11月6日日曜日

弦楽器フェアにいってきました(2011/11/6)

 
【弦楽器フェア】
主たる生業としている仕事がやっと落ち着き(?)つつあるので、弦楽器フェアに行くことができました。
11/4に夏休み第1日目をとって、4連休にしようともくろんでいたのですが、立場上欠席するわけにはいかない予定をいれられてしまいました・・・

そんなこんなで、本日の午後にやっとこさ行くことができました。

会場では久しぶりに、ディマさんに会えたのがうれしく、子供が生まれたので製作が遅々としてすすまないなどと近況報告などをしました。
Facebookにあった、バロックバイオリンの指板はどうなっているのかを見せてもらいました。
ひっくりかえして見ると、表から見える枠の部分はあとから足してつけるようでした。
溝を掘って、黒檀を埋めるのかと思っていたのですが・・・(ディマさんなら軽くできそうですが)

他にも、一緒のクラスだったK女史、K氏、某製作者、以前のK先生など、ご無沙汰している皆様に挨拶することができ、楽しいひと時を過ごしました。


材料と工具の仕入れの場となりつつあり、今回も表・裏板を購入してみました。
買いにいくのが面倒臭く、機会があったらと思っていたサウンド・ポスト・ゲージも買ってみました。
デスピュー駒のカタログを覗きこんでいたら、サンプルを頂きました。
カタログにはありませんでしたが、バロック駒も作っているみたいです。


【製作状況】
表板のアーチングが99%終わりました。

次回は、残り1%を仕上げて、裏彫りです。


ここまでの工数:45.5人日(多分)
  
  

2011年9月12日月曜日

裏板のアーチだし・・・(2011/8/1, 8/20, 8/27, 9/3, 9/10)

かなり製作日記を更新していなかったようで・・・

この間いろいろなことがありました。
仕事の方は、超忙しく・・・

そんな中、長女がうまれてみたり・・・

先生が変わったり・・・


製作の方は、ずぅっと裏板を削っていました。
ポイントとしては・・・

(1) f字孔を書いてみる
書いて、横から見ると、バランスが判ります。
後ろ(エンドピン側)上がりになっているのを、直します。
だいたい、水平になるようにするのが良いそうです。

(2) 平鉋の使用
スクレーパではなく、平鉋を使います。
凹んでいる部分は無理ですが、スムーズにするのは鉋の方が楽です。
鉋の刃を少しだけ出して、刃の隙間(何て言うんだっけ?)も少しにして、細かい屑が出るように鉋を調整します。
これで削っていくと、スクレーパよりも具合が良い感じでした。

平鉋と、丸底鉋の中間位のものを作っても良いかも知れません。


5日間の作業時間でしたが、2日程半分休んだので、4人日です。


ここまでの工数:43人日
  
 

2011年7月30日土曜日

二週間ぶりの作業 (2011/7/30)

先週はお休みでしたので、二週間ぶりの荒削りです。
材料を自宅に持って帰ってはみたものの・・・
何もできませんでした。
(暑いし、忙しいし、帰るの遅いし・・・)



寝不足が祟って、あまり作業が進みませんでした。
どうも、集中力が途切れ勝ちです。

未だ、全体的にアーチが平らなので、駒の位置を中心になだらかにカーブを掘りこむ必要があります。
横から見た感じと、前後から見た感じと、いろいろと角度を他にも変えてみていく必要があります。

後は、パット見た感じも確かめますかね・・・・


来週は、プロジェクトのイベントで製作ができず、再来週はお休みなので、次回は8月も中旬になってしまいます・・・
お休みの分を含めて、進めないと・・・遅れてしまいそう。


ここまでの工数:39.0人日。

2011年7月16日土曜日

表板あらけずり始めました・・・(2011/7/16)

  
えー、表板の荒削り始めました。
この季節には、つらい作業です・・・

世の中、節電とか言っている最中、エアコンのありがたみを痛感します。

材料の上に、汗を垂らさないように注意しながらの作業です。

  
ここまでの工数:38.0人日
  
   

2011年7月9日土曜日

パフリングはいりました。(2011/7/9)

  
先週、溝彫まで終えたので、今日はパフリングを入れます。
今回は、新しい方法にチャレンジします。


【C字部分】
パフリングの端を合わせていれるのではなく、2段階でいれます。
まずは、C字部分を先に入れてしまいます。

片方が入ったら、もう一方もいれておきます。
当然、膠付しています。


少し待って残していた溝を掘り進めます。

角の部分は、きっちりと深めに掘りましょう・・・
でないと、パフリングが入りません・・・


後は、いつも通りパフリングを入れて、奥まで叩き込みます。

一周できたらできあがりです。
ちなみに、モダン楽器の表板なので、ネック側・エンドピン側ともに繋がっていなくても(隙間があっても)OKです。
どうせ、削ってしまうので・・・

パフリング入れ完了。


【表板の荒削り】
パフリングの膠が乾いたら、削ります。
先ずは、パフリングのあたりが、3mmの厚さになるように削っていきます。

様子(厚み)をみながら、削りだしたところで時間切れです。


ここまでの工数:37.0人日。
  
  
  

2011年7月2日土曜日

溝掘り完了 (2011/7/2)

とうとう、7月になりました。
仕事の方は、6月末までに山積みだった課題をかたづけなくてはならず、かなりのハードワークでした。
毎日、4時過ぎまでオフィスに居る生活でしたのでかなり疲れが溜まっていました・・・・

案の定、寝坊しました・・・・

と、いうわけで午後から参加します。


【溝掘りの続き】
先週作業を開始した溝掘りの続きです。

OLFAのナイフは、ちょっと刃が柔らかいので、均一でない表板では作業がしずらい時があります。
NTカッターと持ちかえながら作業を進めます。

NTカッターは、刃が抜けやすいので、こちらもやり難い時があります。

他のモデルでしっかりしたのがあるらしいので、今度物色に行くことにします。
こちらが作業前の状態(というか先週の終り)です。

3時間でとりあえず、一周できました。


C字の部分の左右は、わざとのこしてあります。


ここまでの工数:36.0人日
  
  

2011年6月25日土曜日

表板の淵削りと溝掘り (2011/6/25)

 
パフリングを入れるための溝を掘ります。
そのためには、事前に縁の部分を平にしておく必要があります。


【淵削り】
先ずは、丸鑿で大まかに淵を削った後、鑢で仕上げていきます。
裏板の作業の時に、丸鑿を使う方法を教わったので、今回は結構良いスピードで進んでいます。
表板に赤い点がついていますが、鑿で手をつついたときにできた傷から出た血です。
染み込むと、赤茶色になってしまうので、削り取っておきました。


【溝掘り】
パフリングカッターで印を付けた後、ナイフで溝を作っていきます。
疲れ目状態で作業していたので、良く見えません・・・・
老眼になったら、かなりつらい作業でしょう。
表と裏でイメージが同じになるように、既に出来上がっている裏板を参考にしながら、デザインをしていきます。

C字部分の突き合わせですが、今回新しい方法を教わりました。
先にC字部分のパフリングを埋めてから、他の部分をつけてゆく方法です。
ですので、他の部分は溝を掘りきらないようにします。

少しだけ掘った処で、本日の作業はおしまいです。


ここまでの工数:35.5人日
  
  

2011年6月18日土曜日

表板のアウトライン出し (2011/6/18)

  
先週は、授業がなかった2週間ぶりの製作です。
ここの所、仕事が忙しく、自宅で作業をすすめることが全くできません・・・

先ずは、前回次ぎ足した部分を確認します。

しっかりと接着されていたので、接ぎ足した部分の面を揃えます。
接着した本人でさえ、どこにつけたかすぐには判らない状態です。

しっかりとついていたようなので、アウトラインを引き直し仕上げます。


アウトラインができたところで、淵を4mmに揃えていきます。
毛挽きで4mmの所に印をつけてから、そこを目指して削っていきます。
毛挽きの線は、鉛筆でなぞっておくと見やすいので作業が楽です。
エッジの部分だけは、0.5mm加えて4.5mmにしてあります。

それにしても、夏場に力仕事は暑くて大変です。
材料の上に汗を垂らさないようにするだけで、ひと苦労です・・・・


ここまでの工数:34.5人日
  
  

2011年6月4日土曜日

寸足らず (2011/6/4)

表板のアウトラインを仕上げています。
が、幅が足りません。

横板をあわせてアウトラインの下書きをするのですが、どうやら、裏表を間違えたようです。
内型からブロックが外れたり、つけ直したりをくりかえしてはいましたが、根本的に足りません。

足りないものは、どうしようもないので、木を足します。


【接ぎ足し】
木目にそって真直ぐにけずります。
足す木も同様に、真直ぐに削ります。

膠ではりあわせます。

これだけです。


膠が乾くまでの間は、表板の作業ができませんので、ネック材を面出ししておきます。


ここまでの工数:33.5人日
  
  

2011年5月29日日曜日

展示会 (2011/5/28-29)

展示会&仕事でした。

今回はバロックバイオリンを出展しました。
今年も天候に恵まれませんでしたが、見学者も驚くほどいらしてました。

プロ奏者による試奏があり、私の順番は土曜日の一番最初です。
が、残念なことに仕事が・・・・

前日の夜に決まったので、もういかんともし難い状態でした。
時間差を使って、池袋と職場を行ったり来たり・・・

試奏も調弦に苦労をしていた以外は、弦が切れる事もなく無事終わったそうです。
後は、録音されたCDを楽しみに待つだけです。

日曜日は朝から最後までいることが出来ました。
色々と話を聞くと、試奏で別メニュー(バロックバイオリンだから)で弾いてくれたりしたそうで、試奏を生で聴けなかった事が残念でたまりません。

トラブルとしてはE線が切れた位ですが、予備を準備しておいたので問題なしでた。

2011年5月21日土曜日

表板に着手 (2011/5/21)

いよいよ表板に着手です。
先週先生に手伝ってもらい接いだ表板をいよいよ削りだします。

先ずは、平面出しをしていきます。
微妙な隙間がありますが、横板を押せばつくていどであれば許容範囲です。
厚みを測ったら22mm弱でした。
今回の表板は20mm強の予定なので、充分です。

面が出たら、横板にあわせてアウトラインを引きます。
角の部分は、裏板を見ながらあーでもない、こーでもないとフリーハンドで書いていきます。
C字部分から、流れるようにするのが難しいのですが、ある程度で良しとしないと、無限に続きます。

アウトラインができたら切り出しますが、今回はバンドソーです。
ついでに、ライニング材も切り出しました。





次は、縁を6mm位になるように削ります。
額に汗して(というか、汗だくで)作業しています。

スプルースは柔らかいのでサクサク進みますが、割れないように気をつけながら作業します。



一周まわったので、次の工程に進みます。
今日は、暑くてつかれたのと、時間が来たのでおしまいです。

次回は、アウトラインだしです。


ここまでの工数:32.5人日


【展示会出品】
5/28(土)、29(日) 10:00-17:30
日本バイオリン製作研究会に出品します。
場所は、自由学園明日館です。

28日の13:00からの試奏会で演奏されます。
バロックバイオリンですが、顎あて付きで出品するので、ネックの太い裸ガット弦を張ったバイオリンです。
  

2011年5月15日日曜日

表板の接ぎ (2011/5/14)

 
先週裏板が仕上がったので、表板の作業に入ります。

【表板の接ぎ】
先ずは、表板材を用意します。

用意した表板を2枚におろします。

開いた部分をくっつけます。





単純にはこれだけなのですが・・・
5時間作業して、接合部分が上手くいっていないので、先生に頼みました。

鉋を3回くらいかけただけで、ぴったり合うように仕上げていました。

コツは?と聞くと、「力を入れないこと」だそうで・・・



ここまでの工数:31.5人日



【おまけ】
昨日は、学校帰りに職場に行ったので、疲れて寝てしまいました。
週末にやろうとしていた、作業場環境の整備を日曜日になってしまいました。

棚板の作成と、本棚の転倒防止をしました。
棚板は、桐の板に補強を入れて作りました。
金具の耐過重が15kgのため、軽さ重視です。
手前に、丸棒を渡し、クランプ置場をつけました。

ピンぼけ&見切れているのは、これ以上離れて写真が撮れなかったからです・・・

本棚の転倒防止は、木枠を二つ作り、本棚と天井の間を埋めただけです。
  
  

2011年5月7日土曜日

裏彫り終了!! (2011/5/7)

 
【ゴールデンウィーク】
ゴールデンウィークも残りわずかになりましたが、ほとんど仕事をしていました。
おかげで、疲れが溜まっています。
多分明日も出勤です・・・・


【裏彫り】
登校早々先生から「今日は裏彫りを終わらせて下さい」と・・・
もう、いい加減つかれてきたので、万一終わらなかったら宿題にするつもりでした。
が、ラスト1時間が劇的にペースが上がったので無事終了です。

厚みは、中央が5.8mm位(6.0mmの予定でしたが少し削りました)、淵が3.0mm位です。
最初は、もう0.3mm程厚くする計画でしたが、鳴りを良くする為に削り込んでいます。

削り終わった裏側がこんな感じです。




ついでに表側はこんな感じ・・・




途中でタッピングして音の鳴りを確認します。
正しいやり方も教えてもらい、モード1、2、5をとりあえず試してみました。

それなりに響く感じになったのと、もう、いい加減時間をかけ過ぎているので完成としました。
モード2と5が、丁度1オクターブ離れていると良いそうです。
偶然にも聞いた感じで1オクターブ離れていました。


【次回の作業】
次回は表板です。
表板は未だ何も手をつけていません。
できれば、接ぎまで終わらせたい所です・・・

それにしても、ビオラは大きいと実感しました。
かなり小ぶりなビオラにも関わらず、削ってみると大変です。


【展示会出品】
5/28(土)、29(日)に日本バイオリン製作研究会の展示会に出品します。
楽器はバロックバイオリンです。
限りなくモダンに近いネック長になっていますので、ついでに顎当てをつけてみました。

試奏の順番が決まり、5/28(土)の13:00からです。
(良く見たら、バイオリンの一番初めだった)

場所は、自由学園明日館です。

切れたE線を張り直し、モダンの調弦をしてならしておきます。
(裸ガットなので、安定するまで時間がかかります)




ここまでの工数:30.5人日
  
  

2011年5月5日木曜日

作業場が・・・・そして新しい作業場で裏彫り (2011/5/5)

 
【作業部屋の引っ越し】
嫁さんに、子供のために作業場を明け渡せと厳命されました。
今まで、一部屋を作業 場 兼書斎(?)として使っていたのですが、狭いスペースにお引越しです。

屋根裏部屋みたいな場所(建築法上は部屋ではないスペース)ですが、2.2m×2のサイズがあります。
天井の半分以上が斜めなので、高い側にワークベンチ、低い側に机を入れることができそうです。

膠やニスをこぼしても大丈夫なように、ビニールの床材を買ってきました。
前回は、1m×1.8mのものを2枚敷いていたのですが、つなぎ目が不便なので新調しました。

早速、ソファーとアナログテレビを片づけて、床材を敷いてみると、割と良さそうです。
週末に嫁の両親が手伝いに来ると言っていましたが、待っていられなくなりました。
自作のワークベンチを運び込もうとしたら・・・間口から入りません。
ワークベンチを解体したら、なんとか入りました。
(完全にバラす必要がなかったのが、救いでした)

工具などを使えるように配置したら、今度は作業がしたくなり・・・


【裏彫り】
結局、裏彫りを3時間ほどしていました。
(というか、疲れたので中断です)


ここまでの工数:29.5人日
  
  

2011年4月30日土曜日

はぁぁ・・・(2011/4/30)

【作業】 
裏板の裏彫りが続いています。


【仕事?】
世の中はゴールデンウィークらしいですが、明日も出勤の予定です。
休日出勤の前に、昨日は大井松田でカートに乗ってきました。
半年ぶり位で乗ったのですが、流石にきつかった~
肩こりがひどくなってしまいました。


【卒業正】
本日は、卒業生が居ました。
今回は、卒業までにちゃんとバイオリンが完成していました。
(前の二人は工程を飛ばしてとりあえずできあがりにしていたので・・・)

出来あがった直後に弾かせてもらいましたが、バランスがとれていたのが驚きでした。
裏彫り中だったので、握力がほとんどない状態だったので、曲は弾けませんでした。
音階だけでしたが、弦を張ったばかりとは思えないできあがりです。

5月末の展示会に出品するので、その時に触ってみたいと思います。



ここまでの工数:29人日
  
  

2011年4月23日土曜日

裏彫りまだやっています・・・(2011/4/23)

 
えぇと・・・まだ掘り続けています。






まだ、掘り続けています。
大分、形になってきたので、バランスを整えながら削るようにしています。

厚みを測ったら、まだまだでした・・・


ここまでの工数:28人日
  
  

2011年4月16日土曜日

裏彫りの続き・・・(2011/4/16)

裏板をひたすら掘り続けています。

今回の裏板は、杢が硬くてなかなか思うように進みません。
ビオラを作ってみての実感ですが、バイオリンより大きい。
大きいので削るのは大変です。

チェロなんてとてもでないけれど、作っていられないですね・・・


ここまでの工数:27人日
  
  

2011年4月9日土曜日

裏板の裏彫り・・・(2011/4/9)

裏板の裏彫りです・・・・





力仕事です。
ひたすら掘ります。

ここまでの工数:26人日

  

2011年4月3日日曜日

ちょっとだけ裏彫り (2011/4/3)

  
今日は休日出勤もなく、家事におわれることもなかったので、ちょっとだけ進めました。

4/1から組織が変わったのですが、課員の大半が変わっています。
とりあえず、ヒアリングを始めたばかりなのですが、仕事の依頼がきていました。
メンバーが総入れ替えに近い状態なのに、YesもNoも言える訳ないじゃない!と怒っていたのを思い出してしまいました・・・
明日はちょっと先制攻撃をしましょうかねぇ・・・?

【裏彫り】
2時間やったら疲れたので、掃除をしておしまいです。


ここまでの工数:25人日
  

2011年4月2日土曜日

裏板の裏彫り (2011/4/2)

  
裏板の表側がほぼ、終わったので、今日は裏側です。

【アーチの調整】
先週は時間切れで、微妙に残っていたアーチの仕上げを行います。
C字部分からのつながりが唐突なのと、左右・前後のバランスを見て削ります。
 この作業はある程度、時間を決めて行わないと、無限に続いてしまいます。
ので、お昼までということで、終わりです。


【裏彫り】
さぁ、力仕事だ!と意気込んで作業をすると失敗するので、まずは基本から・・・

先ずは、厚みを測りましょう。
アーチのトップで19mmでした。
当初は、22mmにしたかったので、大分小さくなってしまいました。
(板の厚み自体が20mmしかなかったのですが・・・)

裏彫りの目印をつけます。
ブロック部分もしっかりと、線をひきます。

後は、力仕事・・・・
ひたすら削ります。
バイオリンより大きいので、疲れます。
杢が硬くて、やり難いです・・・


ここまでの工数:24.5人日
  
  

2011年3月26日土曜日

アーチの仕上げ (2011/3/26)

  
自分の都合やら、東北関東大震災やらで、1ヵ月ぶりの授業となりました。

【震災の影響】
当日は、霞が関ビルに居たのですが、直接の被害はほとんどありませんでした。
40年も前のビルですが、その丈夫さに驚きました。

さすがに、21階だと揺れもひどく、どこかにつかまっていないと立っていることはできませんでした。
出入り口のそばにいたので、電子錠が使えなくなることを考えて、ドアを開け放ったりしていました。

当日はオフィスに泊まった人も多数いましたが、自宅が心配だったので、歩いて帰りました。
約18kmを、休憩(晩飯)いれて4時間10分でした。
翌日は、膝と足裏の疲労に悩まされましたが・・・・

自宅の被害はというと、材料が散乱していたのと、CDラックが倒れていた位で、心配していた楽器の落下もなく無事でした。


【アーチの仕上げ】
1ヵ月ぶりの、アーチの仕上げです。
前回、どこまでやっていたか・・・・思い出しながら仕上げていきます。
ふっくらしたイメージで作りたいのですが、ノペッとしています・・・
少しだけ、めりはりがついたような・・・つかないような・・・


ここまでの工数:23.5人日
  
  

2011年2月26日土曜日

アーチの荒削り (2011/2/26)

  
裏板のアーチのあらけずりです。

鉋でちまちまやっていたのですが、このままではいつまでたっても終わりそうもありません。
と、いうことで、鑿でガシガシと削っています。






ここまでの工数:22.5人日
  
  

2011年2月11日金曜日

アーチの荒削り (2011/2/5)

 
早いもので、気づいたら2月になってしまっています。
2011年度も今月と来月を残すのみです。

【アーチの荒削り】
先週に引き続き、アーチの荒削りをしています。
最初は鉋でやっていたのですが、未だ未だ沢山削らなくてはいけません。

道具を鑿に持ち替えて、ガシガシ削っていきます。

次回はバランスを整えるだけにしたいと思い、材料を持ち帰ってみましたが・・・・

全然進みませんでした。
というよりも、毎日残業続きで、全く手をつけられませんでした。

ここまでの工数:21.5人日