2012年7月14日土曜日

スクロールがほぼ終わり・・・ (2012/7/14)


【スクロールがほぼ終わり】
5月中旬から始めたスクロール作りもやっと形になりました。

とりあえず、鑿と鉋で作ったものを、スクレーパで仕上げました。
時間を置いてから、見直しをすると手を加えたくなってくると思いますが・・・

先ずは、右側。
先につくっていた方ですね。


次に左側。
右を見ながらイメージあわせをしてゆきました。

正面から見ると・・・
ん?ピントがあっていない?

写真と比べると・・・
 二巻き目をもうすこし抉った方が良いかも・・・?
 裏側はこんな感じでしょう。

もう少し、歪にした方がらしいかなぁ・・・?


ここまでの工数:66.5人日
  
  

2012年7月7日土曜日

久し振りのスクロール製作 (2012/7/7)


【久し振りの製作】
体調を崩して入院したり、子供の世話をしていたりで、久し振りの製作になってしまいました。
前回、どこまで進めていたのかをすっかり忘れてしまっています・・・

こんな時、ブログって便利だと思います。


【左右のバランスを見ながら】
前回、ざっくりとスクロールの基本的な形を作っていたので、「らしく」してゆきます。
先に作ったスクロールを見ながら、バランスをとってゆきます。

改めて見てみると、うまく曲線が流れていない箇所もあり、手直ししながらやってゆきます。
(三歩進んで、二歩下がる・・・そんな歌もあったなぁ)

先生曰く、横から見て、縦から見て、ななめから見て・・・全てのバランスを気にしながらの作業です。
(ネットワークに似ていると思ったのは、職業病でしょうか)

そんなこんなで、今日の作業はこんな感じでした。
久し振りだったので、肩と背中が限界でした・・・


【スクロールの造形】
ペグボックスの横は、フラットに作られています。
スクロールの横は、曲面に抉られています。
この繋がる部分はどうなるのでしょうか・・・?

割と、スクロールの付け根部分で、グイッと繋げられているものが多いそうです。
(自分で確かめていないので・・・)

今回は、スムーズに流れるように作ってみたいと思います。
(はたして、うまくいくかどうか・・・)

昔の楽器には、ペグボックスの横まで抉ってあるものもあったそうで・・・
造形優先にするか、機能優先にするか・・・悩ましい所です。

ガスパロダサロのペグボックスは、奥に行くほどサイド部分の板の厚みが増すような作りになっています。
弦を巻き切れるかどうか、(ペグボックスに弦が収まるか)という問題が出てきそうです。
この部分を真似るかどうか・・・こちらも考えておかないと・・・


【今日の座学】
サンドペーパーを使うと、材料に石が残るそうです。
石が残ると、刃物がなまります。
というわけで、サンドペーパーは最後に使う方が良いそうです。



ここまでの工数:65.5人日