某楽器屋さんで弓の張替えを教えてもらいました。
クラスメイトに授業が休みのタイミングで、弓の張り替えを習いにいかないか?と誘われ、行ってきました。
相模大野にある某弦楽器屋さんで、お仕事の最中に教えていただきました。
3時間で二人習うというのを想定していたのですが、私一人でまるまる3時間使い切ってしまいました。
その後のお話では、クラスメイトの方は一人で後日、習いに行ったそうですが、やはり大変だったそうです。
【手順としては】
まずは、古い毛の取り外しです。
(1)リングをやっとこ等で取り外す
(2)フロッグを抜く
(3)フロッグ側の楔を外す
(4)フロッグ側から古い毛を外す
(5)トップ側の楔を外す
(6)トップ側から古い毛を外す
ここまでは、簡単ですが、リングを外す際に、力を入れ過ぎてリングをつぶさないように注意が必要です。
ここからは、新しい毛の取り付けです。
(7)新しい毛を適量用意し
(8)毛の片側を糸で結んで、接着し
(9)結んだ側を、弓のトップに差し込み
(10)新しい楔を作って固定する
(11)毛に水をつけて、櫛でとかし
(12)反対側をフロックに差し込み
(13)新しい楔を作って固定する
このときに、毛をベタベタ触らない事がポイントです。
【実際にやってみて】
作業内容はとてもシンプルなのですが、楔を丁度良い大きさに作るのが、大変です。
これは、数をこなさないと、上手くならないですね。
【工具や材料】
(A) 使用工具
平鑿 :楔を作るのに使用
くじり :楔を外すのに使用(くじりである必要は何もなく、針状のものなら何でも良いかと・・・)
はさみ :毛を切るのに使用
接着剤 :瞬間接着剤でした
やっとこ:ペンチでも良さそうですが、挟みやすいように溝が掘ってありました
櫛 :毛をすくのに使用
水 :きれいなものを・・・
(B)材料
ブロック材:楽器を作るときに余った材料で十分
毛 :必需品です
【その他】
バイオリンの場合には、弓が弦に対して斜めにあてて弾く場合が多いため、好みに応じて左右のバランスを崩してあげるのも良いそうです。
バランスの崩し具合は・・・・これは奏者との相談ですね。
2008年10月18日土曜日
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