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2010年7月11日日曜日

今までつくったものとか・・・

 
iPod Touchで写真をポラロイド風にして遊んでみました。

今まで、作ったものなどの一覧です。

【001:モダン・バイオリン】完成
製作期間は、2007/6/16~2008/12/6で、約1年半です。ディミトリー・バディアロフさんに指導してもらいました。
人生で初めて作ったバイオリンです。
バイオリンらしく女性的な音で、割と艶っぽい音で気に入っています。
最後は駆け足で作ったので、色んな所で手抜きされています。
特に指板周りは何もしていないので、重い楽器です。

【002:バロック・バイオリン】できたばかり
製作期間が2009/1/18~2010/7/3で、こちらも1年半かかっています。
目標1年でしたが、ちょっと無理でした。
最初の1年間はディマさん、残りは河村さんに指導してもらっています。
未だ、できたばかりでニスも乾き切っていないので、音が変わってきています。
第一印象としては、割と枯れた感じの音です。
バロックはこれといった決まりがないので、ノリと勢いで作ってしまったところも多いのです。
指板のベース部分は木目の向きを縦横間違えてしまっているし、黒檀部分も曲げ加工が適当です。
もう暫く置いてから、駒や魂柱は調整することにします。
1枚板の裏板ですが、左右で固さが違い、あまり好きではありません。
できてしまえば、どっちでも良いですが・・・
これは工房にあった弓(何故か白い)で試し弾きをして遊んでいるところです・・・

【003:モダンバイオリン】作成中
義姉のための製作です。
製作開始が2010/4/11ですが、楽器を作っているよりも自宅で作るための道具を作っている時間の方が長い気がします。
表板・裏板ともに2枚の合わせで作っています。
現在の進捗は、横板まで完成し、裏板の面出し中です。
ネックは途中まで切りだした段階。
このペースで作っていると、2011年末になってしまいそうですが・・・

【004:ビオラ】着手したばかり
未だ内型ができたばかりです。
そういえば、どの時点からが製作開始なのでしょうか?
来週(2010/7/17)から材料に手をつけます。
モデルは、「Gasparo da Salo」です。

【道具:パンチャー】
製作期間というか製作日は2008/3/2です。
表板・裏板の厚みを出す目安をつける道具です。
バイオリンで使うことしか考えていないサイズなので、ビオラで使えるかどうかは不明です。
曲がった板の厚みを出すのは大変なので、こういった道具を使うと楽にできます。
これは、学校に置きっぱなしで、自宅用にもうひとつ大型のものを作っています。

【道具:あて板】
横板を曲げて固定するときの、あて板です。
一度、幅が全然足りないものを作ってしまいました・・・・
これもバイオリン用ですので、ビオラで使えるのかどうか?

【その他】
作業台とか、ライニングを止めるときの洗濯鋏とか・・・ナイフの柄とか・・・
楽に正確に作業ができるように道具は作っていきます。
 

2010年2月27日土曜日

ネックの釘打ち&裏板の接着&バスバー設計&塗装の振返り(2010/02/27)

先週までの遅れを取り戻すべく、ガシガシと進めます。
本日は、できれば箱とじまで進めたいところですが、接着があるので難しいところです。

【ネックの釘打ち】
先週、内型を抜いていたので、その続きです。

まずは、ネック側のブロックを仕上げます。
(釘を打ってしまうと、加工ができないのでこの部分だけ最初にやります)

鑿とサンドペーパーで綺麗にします。
内型とブロックを付けた際に、ボンドで接着しているので、型とあたっていた面はボロボロです。
丁度良いテンプレートがあったので、それを基に角を丸めます。
(河村先生は、1円玉を使っているとか・・・)

(1) 位置決め
まずはじめに、位置を決めます。
ブロックのど真ん中に、くじりで下穴を開けます。

(2)下穴開け
念のため、2mmの下穴を開けます。
この時に、ネックまで届かないようにブロック部分で止めるように注意します。

(3)ブロック部分の穴あけ
釘の太さにあわせて、3mm⇒2mmの下穴を開けます。
3mm部分は間違えて、3.5mmの穴をあけてしまいました・・・

(4)斜めの穴あけ
釘が曲がるように、ネック部分にむかって斜めの穴を開けます。
太さは1.5mmにします。
真直ぐ釘が入っていると、ネック部分を仕上げたときに飛び出してくる可能性があります。
また、釘が曲がっていた方が、抜けにくくなるようです。

釘自体は、予め楔状に先を削っておきます。

(5)釘打ち
後は、釘を打つだけですが、ネックやブロックが割れないように注意しながら打ちます。
妙に硬かったり、木の割れる音がしないかどうかを注意しながら、打ち込みます。
微妙に、釘がねじれましたが、ひとまず完成ということで。


【裏板の接着】
ネックもついたので、裏板を貼ります。

予め、ブロック部分には膠を染み込ませておきます。
これは、ブロックが膠を吸いこんでしまい、裏板と接着できなくなることを防ぐ目的です。
膠は、筆で塗って、指で擦り込んでおきます。
(前回は、たっぷりと盛っただけだったような気がします・・・)

(1)ブロックの整形
内型から抜いた時のままなので、ブロックを滑らかにします。
前回は、直線的に仕上げたのですが、ゆるやかなカーブになるように仕上げます。
考え方としては、楽器が軽くなるようにするということです。
(3次元で丸く抉る製作者も居るそうです)
鑿で整形後、サンドペーパーで仕上げます。
仕上げる際に、横板やライニングで荒いところをついでに綺麗にしておきます。

(2)まずは確認
次に、裏板と横板を合わせてみて、隙間などないかどうかを確認します。
ここで、ひとつ問題が・・・
ネックのボタン部分がいまいちの箇所があります。
どうやら、クランプした際に凹ませた部分があるようです・・・
いろいろと修正しましたが、ごく僅かなのと、完全に仕上げるには全体を削り直す必要があるのであきらめました。

(3)接着
丁度、雨だったので膠付には良かったようです。
作業部屋の扉を閉めて、空気が流れないようにしてから作業します。
エンド側ブロック部分⇒ネック側ブロック部分⇒エンド側のC字ブロック部分⇒エンド側の残りのC字ブロック部分⇒ネック側C字ブロック部分⇒ネック側残りC字ブロック部分と進めます。

パレットナイフを使って膠を塗ります。
ブロック部分は擦りつけるようにナイフを回し、横板だけの部分は膠を塗ったら裏板と横板を着けたり離したりして行き渡らせます。

(4)圧着して待つ
後は待つだけです・・・
待っている間に、外側にはみ出た膠は、筆やナイフで拭っておきます。
筆を使う場合には、筆の水分を切ってからやらないと、膠が水っぽくなってしまうので注意。
待っている間に、ラベルも張っておきました。
鉛筆で書き込みをしていたら、先生から「そんなんで良いの?」と突っ込まれました。
前回はボールペンでサインしたのですが、膠でインクが滲みます。
鉛筆であれば問題ないですが、消えないように上から膠を塗っておきます。


【バスバーの設計】
最後に、バスバーの設計をします。
モダンバイオリンの場合には、高さを11mmにするのですが、バロックなので9mmです。
エンドの高さは・・・・不明なので、モダンと同じ2mmにします。

考え方としては、一番高い部分から低い部分に向かって斜めにバスバーを作り、それを張るというものです。
バスバーを張る表板が平らであれば、直線的になります。
表板は曲線を描いているので、バスバーも曲線になるという考えです。

この時に、一番高い部分をバスバーの中央からずらします。
どちらにどれくらいずらすのでしょう?

回答は、駒にむかってずらします。
駒とバスバーの中心の真ん中が一番高い部分にします。

後は、一番高い部分から1/4位ずつ高さを決めていきます。
こんな感じです。


【おまけ】
授業の終わりくらいに、Y君(ディマさんにバロックを習っていたクラスメート)が来ました。

どうやら、オイルニスの塗り方(調合の仕方)が判らないらしく、聞きにきたようです。
市販のオイルニスなので、レシピは製品にちゃんと書いてあるのですが・・・

話を聞いていると、あきらかに硬化剤の量が多すぎるようです。
作ったニスを見せてもらったら、殆ど固形化していました・・・

私も1年以上前に塗ったので、殆ど覚えていませんが・・・・ディマさんの残した材料や当時の写真を見返したらなんとなく流れを思い出しました。

当時行った順番はというと・・・

(1)重クロム酸溶液での下地処理
杢を際立たせるための処理です。
塗った後、全体的に緑色っぽくなります。
だいたい、半日程度で乾きます。
ちなみに、重クロム酸は劇薬なので、取扱注意!

(2)亜硝酸ナトリウム溶液での下地処理
これも下地処理です。
発色を良くする目的で行います。
今度は全体的に、薄いレンガ色になります。
これも半日程度で乾きます。
亜硝酸ナトリウムは、食品の発色を良くする為にも使うそうです。

(3)ニス塗り 1回目
ベースのニスに、赤見のあるニスを少し混ぜたもので塗りました。
後は、1週間放置!
乾いたら、サンドペーパーを亜麻仁油で湿らせて表面をならします。
これは(↑)、亜硝酸ナトリウムを塗って1時間程度で、ニスを塗った状態。
これは(↑)、1週間後の状態。大分、良い感じになってますね。

(4)ニス塗り 2回目
もう少し赤見を足した方が良さそうだということで、(3)のニスに顔料を混ぜたもので塗りました。
結局、失敗気味だったのですが、顔料は良く砕いて混ぜないと、ブツブツになります。
またまた、1週間放置し、乾いたら表面仕上げです。
塗って、ある程度表面が乾いてから、UVライトで焼いています・・・

(5)ニス塗り 3回目
(3)のニスを若干薄めにして、ムラをとるように塗ります。
今度は、トリポリ石の粉末で仕上げました。
塗った直後(↑)なので、未だヌラヌラとしています・・・
乾いてから磨き上げるとこんな(↑)感じです。
オールド仕上げをするために、こんなもの(↓)で小細工しています・・・
家具とかの木目を再現するのに使うものらしいです。
画材屋で探しましたが、見つかりませんでしたので、油絵の具で代替してみようかと思います。

下地処理を含めてオイルニス塗りに共通しているのは、「勢い」です。
大胆に筆を動かしますが、繊細な注意をしながら行います。
順番は、塗りづらい部分から始めて、一気に仕上げます。
時間をかけていると、にっちもさっちも行かなくなります・・・・

2009年5月11日月曜日

展示会に出します

来る、5月30日(土)〜31日(日)に展示会に出品する事になりました。

【名称】日本バイオリン製作研究会 第7回作品展示会2009
【会場】自由学園 明日館講堂
【日時】5月30日(土) 〜31日(日) 10:00〜18:00

入場無料です。
展示してある楽器は自由に弾けるそうです。

他にも、バイオリン40台、ビオラ4台、チェロ6台が展示されてます。

30日は、製作の授業があるので、多分いません。
31日は、なるべくいるようにします。

31日の13:00〜13:30の間に、星野美葉さんによるミニコンサートがあります。


主催:日本バイオリン製作研究会
http://www.vsj-japan.com/

自由学園 明日館講堂
東京都豊島区西池袋2丁目31−3


2008年12月15日月曜日

ひとまず完成(2008/12/06)

ニス塗りも終わり、完成しました。

【やった事】
(1)ニス塗り
3回塗りです。
(2)駒の交換
オーベルトから変えました。
駒の位置も微調整しました。
(3)ナット調整
エボニー(黒檀)を削ると真っ黒に汚れるのでニス塗りが終わるまで保留していたのを手をつけました。
弦が緩やかに曲がるようにするのが重要です。



【弾いてみて】
駒のせいか、高音域がやかましい位鳴っています。
バイオリンらしくて良いのですが、全体的に音が硬いので、演奏者はうるさいかも?

【感想など】
平日の生徒さんと話していて面白かったのは、「オールド仕上げのバイオリンの方が偉そう」に見えるらしい。
彼は製品として正しい楽器を作っているので美しいのですが、私のは偽装工作により痘痕もエクボに化けています。
要するに、ズルいらしい…

2008年9月8日月曜日

弾き比べ(2008/9/7)

出来たばかりのホワイトバイオリンと、四半世紀つきあっているバイオリンとの弾き比べをしてみました。

音色の系統は似たような感じだけれども、ホワイトバイオリンは若干華やかな感じ。
もう一台は、おちついた感じでした。

例えて言うなら・・・・
四半世紀 :本妻
できたて :愛人


2008年9月6日土曜日

ホワイトバイオリン完成(2008/9/6)

作り始めから1年以上かかって、ホワイトバイオリンが完成(?)しました。
でも、日数的には、50日弱なんですね・・・


音を出しての感想としては、高音が出やすい感じです。
か細い感じではなかったですね・・・
ディマさん曰く、f字孔がちょっと小さいかもとの事でした。
(どうやらうまく出ていない音域があるようです)


今日やった事はというと・・・
(1)サドルの仕上げ
富士山のように末広がりにします。
高さは、2.5mmです。
富士山のように高くすると、倒れてしまうそうです。
黒檀を削ると、真っ黒になるので仕上げは先送りです。
(2)ペグの荒削り
ペグシェーパーで削ります。
ペグボックスから1cm程度飛び出る感じにします。
削るまえに、首の部分にナイフで切れ込みを入れておかないと、割れます。
黒檀は固くて、割れやすいのが難点ですね。
4本やったら指の皮がむけました・・・・

(3)ペグボックスの仕上げ
ナットより前の部分を削り落します。
ディマさんがやってくれました。
(写真はとってません)

(5)ペグの穴あけ
ペグを差し込んでみて、真ん中に開けます。
左右にずらさないのは意外でした。
ペグの穴あけの時に、ペグの固定に苦労しますので、道具もあわせて作りましょう。
適当な木材に、ペグがささる穴をあけて、一部を切り取っておきます。
まぁそれだけですが・・・・

それから、ペグに穴を開けるのは、ハンドドリルでやると刃を折ります。
電動ドリルでやりましょう!
A線用のペグに刃がささったまま折れました・・・・
(そのまま刺さってます)

(6)エンドピン用の穴とエンドピン
ボトム側のど真ん中に、まっすぐに開けます。

まずは、5mm位の穴を開け。 エンドピンとあわせながら、ぴっちりとはまるように調整します。
エンドピンはペグシェーパーで削り、エンドピン用の穴はペグリーマーで調整します。


エンドピンってただ刺さっているだけだったんですね。

(7)魂柱たて
箱の大きさを測ってから、魂柱を切り出します。
今回は57mmからスタート。
立ててみて、覗いてみて、削ってみて、また立ててみて・・・・
最後はディマさんに立ててもらいました。
お陰で、箱の中の魂柱を出すのは上手くなりました。


【残りの作業】
着色以外に残っている作業としては、こんなもんです。
(A)ナットの調整
とりあえず、弾けるようになっているだけです。
まだ、削ったりする調整が必要です。
(B)駒の調整
これも荒削りのままです。
厚みの調整とかを全然していません。
(C)サドルの仕上げ
先送り中。

次回は恐らく、下塗りからです。
乾くのを待っている間、これらをやろうと思います。

2008年8月24日日曜日

ネックと細々した部分(2008/8/24)

昨日に引き続き、授業です。
所謂、補習って奴です。
実は、成績が悪くて・・・・というのではなく、単に授業のスケジュールの都合です。

昨日は、ネックをつけておしまいでしたので、その続きです。


ネックのボタン部分です。
半径12mmです。
まずは、丸のみでガシガシと削ります。
これが意外と肩が凝るんだよねぇ・・・・

これが、サドルです。
サイズは、幅36mm、厚み7~8mm程度に切り出した黒檀をくっつけます。
何故か、ボンドでとめました。
(まぁ外す事もないかねぇ・・・)


こっちはナットです。
こっちも黒檀です。
例により、直角にしてからくっつけます。
こちらもまた、ボンドでした。

後は、適当に鑿で削ってから、鑢がけです。
最後は紙やすりでした。
本当はネックの太さや長さのテンプレートがあるのですが、何故か分数用しか見当たらなかったので、感覚だけで仕上げてあります。
とりあえず、指板もついているので、バイオリンを弾くように構えて、違和感がないレベルまでになっています。




2008年8月23日土曜日

ネックの取り付け(2008/8/23)

いよいよ、ネックがボディにくっつきます。

最初は、こんなに隙間がありました。
この状態から、調整するのではなく、いったん基準となる他の部分を作ります。
コマです。
基準となれば良いので、まぁ適当です。
但し、足の部分は、きっちりとボディに合わせます。
ちょっとまだ足が長すぎるような気もしないでもないですが・・・・


で、駒をつけて、ネックを除いてみると・・・・

右曲りでした・・・・

指板の部分とかの高さなども直しながら・・・・

接着!



【寸法】
指板の後ろ側での高さ
約19mm

2008年8月9日土曜日

ネック取り付け部分の作成(2008/8/9)

割と、淡々と作業をします。

ネックに指板を付けます。
これは膠付ですね。

指板側に、専用のあて板(後で作らなくては・・・)をあてて、クランプで締めます。

膠が乾いてパーツとしてできたところ。

ボディ側は、せっかくつくった処にひと思いに鑿をいれて、接合部分を作ります。
気持ち、右(E線側)に傾けてつけるのが流行りだそうです。

ボタンのサイズが半径12mmなので、それ以上にならないように・・・・
(削りすぎないように作業しましょう)

2008年8月2日土曜日

ネックと指板(2008/8/2)

放置してあった指板と、ネックです。

まずは、ネックの指板が付く部分をフラットにします。
(いつでも基本は、フラットと直角)

ネックの付け根と、ボタン(裏板側)が直角になるようにしておきます。
(基本、基本!)

これは、後からメンテナンスする時の小細工。
指板の裏側に、溝を掘っておきます。
こうすると、修理とかの際に、指板を外す必要が出てきたときに便利なんだそうです。
ここにお湯を流し込んで、膠を剥がすのです。



【寸法】
ネックのがボディから飛び出ている長さ
130mm~131mm。
弦の長さにも影響するので、あまり変えられませんね。
裏板から表板の間隔
ネック側は30mm~31mm。
表板から指板の下側までの間隔
6mm~7mm。

寸法は、図面を書いておく必要がありそうですね。