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2010年6月12日土曜日

ニス塗り終了(2010/6/12)

 
表板だけ、ニスをぬりました。

先週ぬったニスの状態はは良かったのですが、色が上手くついていない箇所があったので、リタッチしました。
リタッチ部分が触るととれてしまうので、その保護のためです。
表側

裏側

小細工をしてみました・・・
油絵の具で少々リタッチ・・・

f字孔の内側を黒くしました。

ペグボックスの中も少々・・・

リタッチ部分が剥げないように、表板だけニスを塗りました。

テールピースの裏側部分を磨いて、どんな感じになるかを試したところ、あまりテカテカせずに仕上げられそうです。
軽く、サンドペーパーでならした後、トリポリ石で磨いてみました。

次回の授業の時には、布切れと皿を持っていこうと思います。
亜麻仁油も持っていった方が良いかも知れません・・・



この後、放置していた駒を少し進めて作業終了でした。
残りは、ペグと魂柱と駒です。

魂柱を建てた後、ペグを仕上げたら、ナットと駒を弦にあわせて調整すれば音が出せます!



【次回の持ち物】
  1. 布切れ
  2. 皿 (トリポリ石を解くため)
  3. 亜麻仁油 (トリポリ石を解くため)
  4. ペグ穴開け用ブロック
  5. ペグコンポジット

忘れないようにしなくては。
 
 

2010年6月5日土曜日

ニス塗り3回目(2010/6/5)

 
3回目のニス塗りです。
今回は、透明ニスを塗ってみました。
後ろ側は、良い感じです。
次回、表面の具合を見て問題なければ終わりにします。

表側は、色がうまくついていない箇所がいくつかあります。
次週、修正でしょう。

前回、割と埃がついていたので、3時間程UVで焼いてみました。



【ビオラの型作り】
疲れがたまっているのか、あまりノリません・・・
簡単な道具を作って、楽に進めることにします。


【放課後】
横浜は赤レンガ倉庫で、「播州みき金物まつり」をやっていたので、行ってみました。
どちらかというと、大工さん向けのようで、ちょっと場違いでした。

面白かったのは、講演で鉋がけの実演をしていた部分です。
白木(たぶん檜)を鉋がけすることで、水をある程度弾くようになり、耐候性があがるとのこと。
ちゃんとした鉋がけでは、鉋屑が靴下のように縮まらず、鉋屑を触った感触が滑っとしているとのこと。

遠目で見たのですが、しっかりとしたおぼろ昆布の薄いものみたいでした。

あんな鉋が欲しいところです・・・
(鉋をメンテナンスする腕前も)
 
 

2010年5月22日土曜日

ニス塗り2回目(2010/5/22)

 
今日は、二回目のニス塗りです。

色つきニスをぬります。
まずは、適当な材料に塗ってみて、色味を確認します。

どんな色にするかというイメージもあり、結局前回と同じ「Daratura Rosso」にしました。
これを、少し薄めて、刷毛と手で塗っていきます。

これが塗る前の色です。
透明ニス(といっても無色ではありませんでしたが)で塗った後、1週間乾燥させて状態です。
木らしい、良い色になっています。

これが、塗った後の状態です。
手塗りしたので、梨肌(海外ではオレンジの皮)になっていますが、オイルニスなので適当になめらかになってくれます。
大分、赤くなりました。

来週は授業がお休みなので、2週間乾燥させておきます。
その分も見越して、若干厚く塗っておきました。

手塗りは、ニスの厚いところから薄いところへ、ニスを移動させるように叩いていくだけです。
今回は、親指と手のひらをつかいました。

  
 

2010年5月16日日曜日

ニス塗り 1回目無色・・・(2010/5/15)

 
いよいよ、ニス塗りにはいりました。

今回も、オイルニスです。
バロック・バイオリンなので、アルコール・ニス時代背景として存在していなかったので、丁度良いといえば良いのですが・・・・

塗るニスは、MAGISTERの製品を使います。
1回目の塗装なので、着色せずに塗ります。
とは、いっても無色透明ではなく、茶褐色をしています。

最初に、ニスの取扱説明書を読んでから始めます。
100gに対して、2%の割合で乾燥剤を入れろと書いてあります。
他にも、5日間は空けて次の塗装を行えとか、フレンチ・ポリッシュするなら2か月待てとか、いろいろ書いてありますが、とりあえずは今回塗るための準備だけでなんとかなりそうです。
(他の条件は、今のペースで塗るのであれば、簡単にクリアできそうです)

原液のままだと、粘度が高く塗り難いので、PETROLEで薄めて塗っていきます。
塗り方は、刷毛で塗って、手で調整しながらです。

塗る場所は、ネックの一部と指板を除いた部分です。
ネックの部分は、指で伸ばしてグラデーションにしていきます。

最初の塗りなので、木がニスを吸いこむので、若干やり難い部分もありましたが、小一時間程で一通り塗れました。

こちらが、塗装前。


これは塗り終わった所。

透明とはいっても、ニスらしい色になっています。
後は、来週まで乾かしておきます。

今回は、木がニスを吸いこむこともあって、表面はほぼ乾いていました。
UVランプで焼く必要もなさそうなので、自然乾燥させます。

丁度、お昼休みになりましたので、今日の作業はおしまいです・・・?



【ビオラのモールド作り】
ニスが乾くまでは、他の作業です。

先週仕上げた、コントラフォルムに合わせて、モールドを作ります。
型を写して、20mmの穴を開けます。

後は、電動工具で切りだします。

C字部分の尖がっている箇所はモールドとしては不要なのですが、今の段階ではついています。
理由を聞いたら、カーブの部分は先に切り落としてしまうとやり辛いそうです。


未だ、切り出したままなので、直角にしつつ仕上げていきます。

2010年5月8日土曜日

膠水塗り&駒作り&いよいよビオラに・・・(2010/5/8)

 
先週、亜硝酸ナトリウムを塗ってい置いたので、本日は、膠水をぬります。
塗った後は作業ができないので、その間に、未だできていない駒と魂柱を作ります。


【亜硝酸ナトリウム溶液の結果】
まず最初に、先週の結果の確認をします。

残念な事に、塗漏れがいくつかありました・・・・
他にも、何か所かあったので、その部分だけ塗りなおしです。
色合いは、良い感じに杢が際立っているので、全体的に紅すぎる感じもありますが、これをベースに進めることにします。

今度は、細い筆で、リタッチするように塗って乾かします。


【駒と魂柱】
自宅で駒のテンプレートを仕上げてきたので、それを使って駒を切り出します。
駒の向きは木目を垂直にしようと思っていたのですが、弦の圧力が斜め前方向にかかるので、当初の考えとは逆にします。

バロックの方が弦の圧力が高いそうなので、わざと普通とは逆にすることにしました。
この向きで、切り出していきます。

糸鋸で切りだし、鑢で穴をあけていきますが、学校の鑢では細い所に道具が入りません・・・
出来るところまでしあげたところで、後は宿題にします。

魂柱はというと、全く切り出していませんが、太さは丁度良い状態でした。
軽く、サンドペーパーで磨いてお終いです。



【いよいよビオラに】
バイオリンの方は待つしかない状態ですので、お昼寝するしかありません。
予てから興味のあったビオラに着手します。

まずは、コントラフォルム作りです。
モデルは、「Gasparo da Solo」の1580年モデルです。

全体的に丸っこいイメージで、可愛らしい感じの楽器です。
大きさは、ボディ長が392.25mmと小さめなサイズです。

こちらもサクサクと糸鋸で切りだし、鑢で仕上げていきます。
先生からは、ピッタリ同じサイズにしてくださいとの指示でしたので、微調整を繰り返しながら作業をしていたら、結局2時間半位かかってしまいました。


【膠水塗り】
そんなこんなをしていたら、他の生徒さんが膠付を終えたので、余った膠をもらって膠水作りです。

5倍位の薄さにして、表板だけに塗りました。
膠水は、導管を塞いでニスを塗ったときにムラにならないようにするだけですので、薄くても問題ありません。
導管を塞がないまま着色すると、髭面みたいになってしまいます。

このまま来週まで放置してからニス塗りです。

先生と話していたら、透明なニスをちゃんと塗れば、膠水を塗らなくても同じ効果があるそうです。
オイルニスの場合は透明といってもそれなりに色があるので、膠水を塗っておいた方が良さそうです。



来週は、いよいよニス塗りです。
どんな色にしていこうかなぁ・・・考えておいてくださいと言われました。
 

2010年5月1日土曜日

塗装開始(2010/5/1)

 
いよいよ色塗りを始めました。

塗る前に、ナット部分の調整と、ネックの調整をします。

【ナットの調整】
ネックから少し飛び出たままの状態でしたので、面をあわせます。
ここで調整をしないと、色塗りし出すと作業できません。
(ネックを削らないように調整するのは無理なので・・・)

【ネックの調整】
仕上げたつもりであったネックですが、微妙にとがった部分がります。
これを何とかしなくてはいけません。

ネックも下地処理(色塗り)を行うので、今やる必要があります。



後は、膠がはみ出ている部分を再度奇麗にしておしまいです。


【下地処理】
杢を良く見えるようにする目的で、「亜硝酸ナトリウム溶液」を塗ります。
ディマさんが作ったものが、未だ使えるのでそれをチャチャッと塗ります。
(一体、何年前のだろうか・・・)

今回は、重クロム酸カリウムは塗りません。
そこそこ、杢が出ている材料なのと、塗ると緑色になるので、安い材料の時にしか利用しないそうです。
それに、劇薬だし・・・


塗り方は、一気に塗ります。
ただそれだけなのです。


このまま、放置します。
来週は、いよいよニスです。
 

2010年2月27日土曜日

ネックの釘打ち&裏板の接着&バスバー設計&塗装の振返り(2010/02/27)

先週までの遅れを取り戻すべく、ガシガシと進めます。
本日は、できれば箱とじまで進めたいところですが、接着があるので難しいところです。

【ネックの釘打ち】
先週、内型を抜いていたので、その続きです。

まずは、ネック側のブロックを仕上げます。
(釘を打ってしまうと、加工ができないのでこの部分だけ最初にやります)

鑿とサンドペーパーで綺麗にします。
内型とブロックを付けた際に、ボンドで接着しているので、型とあたっていた面はボロボロです。
丁度良いテンプレートがあったので、それを基に角を丸めます。
(河村先生は、1円玉を使っているとか・・・)

(1) 位置決め
まずはじめに、位置を決めます。
ブロックのど真ん中に、くじりで下穴を開けます。

(2)下穴開け
念のため、2mmの下穴を開けます。
この時に、ネックまで届かないようにブロック部分で止めるように注意します。

(3)ブロック部分の穴あけ
釘の太さにあわせて、3mm⇒2mmの下穴を開けます。
3mm部分は間違えて、3.5mmの穴をあけてしまいました・・・

(4)斜めの穴あけ
釘が曲がるように、ネック部分にむかって斜めの穴を開けます。
太さは1.5mmにします。
真直ぐ釘が入っていると、ネック部分を仕上げたときに飛び出してくる可能性があります。
また、釘が曲がっていた方が、抜けにくくなるようです。

釘自体は、予め楔状に先を削っておきます。

(5)釘打ち
後は、釘を打つだけですが、ネックやブロックが割れないように注意しながら打ちます。
妙に硬かったり、木の割れる音がしないかどうかを注意しながら、打ち込みます。
微妙に、釘がねじれましたが、ひとまず完成ということで。


【裏板の接着】
ネックもついたので、裏板を貼ります。

予め、ブロック部分には膠を染み込ませておきます。
これは、ブロックが膠を吸いこんでしまい、裏板と接着できなくなることを防ぐ目的です。
膠は、筆で塗って、指で擦り込んでおきます。
(前回は、たっぷりと盛っただけだったような気がします・・・)

(1)ブロックの整形
内型から抜いた時のままなので、ブロックを滑らかにします。
前回は、直線的に仕上げたのですが、ゆるやかなカーブになるように仕上げます。
考え方としては、楽器が軽くなるようにするということです。
(3次元で丸く抉る製作者も居るそうです)
鑿で整形後、サンドペーパーで仕上げます。
仕上げる際に、横板やライニングで荒いところをついでに綺麗にしておきます。

(2)まずは確認
次に、裏板と横板を合わせてみて、隙間などないかどうかを確認します。
ここで、ひとつ問題が・・・
ネックのボタン部分がいまいちの箇所があります。
どうやら、クランプした際に凹ませた部分があるようです・・・
いろいろと修正しましたが、ごく僅かなのと、完全に仕上げるには全体を削り直す必要があるのであきらめました。

(3)接着
丁度、雨だったので膠付には良かったようです。
作業部屋の扉を閉めて、空気が流れないようにしてから作業します。
エンド側ブロック部分⇒ネック側ブロック部分⇒エンド側のC字ブロック部分⇒エンド側の残りのC字ブロック部分⇒ネック側C字ブロック部分⇒ネック側残りC字ブロック部分と進めます。

パレットナイフを使って膠を塗ります。
ブロック部分は擦りつけるようにナイフを回し、横板だけの部分は膠を塗ったら裏板と横板を着けたり離したりして行き渡らせます。

(4)圧着して待つ
後は待つだけです・・・
待っている間に、外側にはみ出た膠は、筆やナイフで拭っておきます。
筆を使う場合には、筆の水分を切ってからやらないと、膠が水っぽくなってしまうので注意。
待っている間に、ラベルも張っておきました。
鉛筆で書き込みをしていたら、先生から「そんなんで良いの?」と突っ込まれました。
前回はボールペンでサインしたのですが、膠でインクが滲みます。
鉛筆であれば問題ないですが、消えないように上から膠を塗っておきます。


【バスバーの設計】
最後に、バスバーの設計をします。
モダンバイオリンの場合には、高さを11mmにするのですが、バロックなので9mmです。
エンドの高さは・・・・不明なので、モダンと同じ2mmにします。

考え方としては、一番高い部分から低い部分に向かって斜めにバスバーを作り、それを張るというものです。
バスバーを張る表板が平らであれば、直線的になります。
表板は曲線を描いているので、バスバーも曲線になるという考えです。

この時に、一番高い部分をバスバーの中央からずらします。
どちらにどれくらいずらすのでしょう?

回答は、駒にむかってずらします。
駒とバスバーの中心の真ん中が一番高い部分にします。

後は、一番高い部分から1/4位ずつ高さを決めていきます。
こんな感じです。


【おまけ】
授業の終わりくらいに、Y君(ディマさんにバロックを習っていたクラスメート)が来ました。

どうやら、オイルニスの塗り方(調合の仕方)が判らないらしく、聞きにきたようです。
市販のオイルニスなので、レシピは製品にちゃんと書いてあるのですが・・・

話を聞いていると、あきらかに硬化剤の量が多すぎるようです。
作ったニスを見せてもらったら、殆ど固形化していました・・・

私も1年以上前に塗ったので、殆ど覚えていませんが・・・・ディマさんの残した材料や当時の写真を見返したらなんとなく流れを思い出しました。

当時行った順番はというと・・・

(1)重クロム酸溶液での下地処理
杢を際立たせるための処理です。
塗った後、全体的に緑色っぽくなります。
だいたい、半日程度で乾きます。
ちなみに、重クロム酸は劇薬なので、取扱注意!

(2)亜硝酸ナトリウム溶液での下地処理
これも下地処理です。
発色を良くする目的で行います。
今度は全体的に、薄いレンガ色になります。
これも半日程度で乾きます。
亜硝酸ナトリウムは、食品の発色を良くする為にも使うそうです。

(3)ニス塗り 1回目
ベースのニスに、赤見のあるニスを少し混ぜたもので塗りました。
後は、1週間放置!
乾いたら、サンドペーパーを亜麻仁油で湿らせて表面をならします。
これは(↑)、亜硝酸ナトリウムを塗って1時間程度で、ニスを塗った状態。
これは(↑)、1週間後の状態。大分、良い感じになってますね。

(4)ニス塗り 2回目
もう少し赤見を足した方が良さそうだということで、(3)のニスに顔料を混ぜたもので塗りました。
結局、失敗気味だったのですが、顔料は良く砕いて混ぜないと、ブツブツになります。
またまた、1週間放置し、乾いたら表面仕上げです。
塗って、ある程度表面が乾いてから、UVライトで焼いています・・・

(5)ニス塗り 3回目
(3)のニスを若干薄めにして、ムラをとるように塗ります。
今度は、トリポリ石の粉末で仕上げました。
塗った直後(↑)なので、未だヌラヌラとしています・・・
乾いてから磨き上げるとこんな(↑)感じです。
オールド仕上げをするために、こんなもの(↓)で小細工しています・・・
家具とかの木目を再現するのに使うものらしいです。
画材屋で探しましたが、見つかりませんでしたので、油絵の具で代替してみようかと思います。

下地処理を含めてオイルニス塗りに共通しているのは、「勢い」です。
大胆に筆を動かしますが、繊細な注意をしながら行います。
順番は、塗りづらい部分から始めて、一気に仕上げます。
時間をかけていると、にっちもさっちも行かなくなります・・・・