【裏板の張り付け状態の確認】
先週張り付けた裏板の接着状態を確認します。
上下のブロック部分ですが、裏板から少しはみ出していました。
ブロック自体はしっかりと張り付いているようなので、隙間を埋める必要もなさそうです。
それよりも、表側に膠がだいぶはみ出ています。
ニス塗りの時に弾いてしまうので、スクレパーで削り落としておきます。
塗装前の目止め材として、膠水を使うことにし、ニスの弾き具合が変わらないようにします。
【バスバーの高さ】
箱閉じ前に、バスバーの高さを測っておきます。
バスバーの高さだしを自分で行っていないので、データだけでも取っておきます。
後で、図面を起こすことにします。
【箱閉じ】
表板は、膠を塗っておいてから閉じる方法で行います。
一人で行うのはちょっと難しい方法ですね。
膠は昔の瞬間接着剤なので、スピード命です。
接着作業中の画像は撮れないですね・・・
この表板は、輪郭を出すときに裏表を間違えて削ってしまいました。
そのため、途中で継ぎ足しをしています。
(今となっては、どこを継ぎ足したか、自分で見ても判らないのですが)
そのため、継ぎ目がボディの真ん中にありません。
箱閉じ前の位置合わせの時に、「あれ?」と思ったのですが、帳尻合わせをしたのを思い出しました。
【ナットとネック】
ボディ側は膠が乾くまで何もできないので、ネック側の作業を行います。
ナットを貼り付けます。
膠を点付けしたら、指でしっかりと押さえます。
(筆でペタ、ペタっとしていたら多すぎると言われました)
感覚的には、チョン、チョン位で良いみたいです。
張り付いたら、ナットにあわせてネックを削ってゆきます。
イメージ通りにできるかは・・・写真を見ながらですね。
ストンとしたイメージにできるかどうか・・・
削っては眺めて、眺めては削っての繰り返しです。
ここまでの工数:79.1人日+2.5人日
2013年3月30日土曜日
2010年7月4日日曜日
バロック・バイオリン完成~!(2010/7/3)
バロック・バイオリンがやっと完成しました。(多分)
本日初めて音を出したので、ちょっと様子を見てから調整するとは思いますが・・・
【本日の作業】
(1) ナットの調整
ナットは雑に仕上げたままでしたので、調整をします。
特に、糸巻き側に対して緩やかにさせていきます。
それができたら、弦が通る溝を掘ります。
モダン・バイオリンではE線~G線までを16.5mm幅にしますが、若干広めの17.0mmにしました。
糸巻きの幅(内側)が17mmもないので、E線とG線は内側に向かってカーブさせるように溝を作ります。
この時のポイントとしては、斜めにするのではなく、曲げることです。
斜めにすると、ナットの後端で弦が急に曲がることになるので、好ましくありません。
溝の深さは、弦の1/3が目安です。
これは、弦の潤滑剤代わりです。
溝は、ナイフで刻みを軽く入れた後、細い鑢でシコシコと削っていきます。
ある程度深さが出たら、鑢を回転させつつ削るとスムーズに仕上がります。
最後は、紙やすりをかけておきました。
(2) 駒の調整
ナットができたら、駒を仕上げます。
駒足は、まぁまぁの状態でしたので、弦を受ける溝掘りをします。
E線からG線までの幅は、モダン・バイオリンでは34.0mmです。
こちらは、気持ち広くして、34.5mmにしました。
弦高は、30.0mmにしましたので、指板後端での高さは、E線で4.5mm、G線で6.0mm位になっています。
モダン・バイオリンでは、E線3.5mm、G線5.5mmですので高めになっています。
指板の長さも違う(短い)ので、もっと低くしても良いかも知れません。
特に、E線側は下げても良さそうです。
ここまで出来たところで、弦を張って弾き具合を見ます。
顎あてがない方が違和感があり過ぎて、サイズによる違和感はあまり判りませんでした。
問題なく、弾けるレベルです。
(3) 魂柱の調整
駒をたてるために仮に設置していたので、正しい位置に直します。
最初は駒の真下にあったので、バロックらしさを出したくて駒から離し目にしてみました。
弾いてみると、間の抜けた感じになってしまいました・・・
モダン・バイオリンと同じ位にしてみたところ、大分しっかりとした感じになりましたので、とりあえずはこの場所で様子を見ることにします。
魂柱をずらしているときに、柱が回る感じがありましたので、板との密着にムラがあるようです。
楽器がおちついた所で、再検討しなくては・・・・
(4) その他の調整
E線用のペグの穴をあけ直しています。
他の弦が張られている状態で、弦を張るのがとてもやりにくかったので、右側にあけ直しています。
駒の厚みを緩やかに薄くなるようにしていますが、未だ未だ厚いようです。
これも、様子を見ながら調整です。
結局、弦周りのサイズはこんな風になっています。
| 弦高(ナット) | :1.5mm | ※モダンでは0.5mm |
| 弦高(指板E) | :4.5mm | ※モダンでは3.5mm |
| 弦高(指板G) | :6.0mm | ※モダンでは5.5mm |
| 弦幅(ナット) | :17.0mm | ※モダンでは16.5mm |
| 弦幅(駒) | :34.5mm | ※モダンでは34.0mm |
【出来上がり写真】
モダン・バイオリンのテンプレートと並べてみたら、大分長い状態でした・・・
確かに、A線を通すのがとてもやり難かったので、ちょっとつめても良いかもしれません。
【ワールドカップ】
行きの電車で新聞を見ていたら、ブラジルが負けているではありませんか!
しかも、自殺点って・・・
どこかで再放送していないかなぁなどと思いながら、ブログを書いていたら、ドイツがアルゼンチンから4点も取っています。
金曜日のお昼休みににどこが勝つかで盛りあがっていたのですが、皆予想が外れたような気がします・・・
2010年4月10日土曜日
ナット作成&クリーニング(2010/4/10)
今回は画像がありません。
単に、取り損ねただけです。
ナットをつけました。
ちょっとサイズがギリギリだったので、どうかな?と思うところもありましたが、何とかなりました。
ナット側の弦高さは、1.5mm程度を確保した状態です。
ガット弦用なので、高めにしています。
後で、削りながら調整をしていきます。
【今日のポイント】
ナットの角度は、なるべく弦と並行にして、急に角度がつかないようにすることです。
弦に角度が付いていると、切れやすくなるからです。
ナットも膠付したのですが、固定する際は、手で暫く押さえておくだけで、固定はしません。
次回はいよいよニス塗りです。
その前に、クリーニングをします。
本当はトクサを使いたいところですが、ないのでサンドペーパーです。
エッジに残る、鑿の後を少しならしつつ、手垢で黒くなっていた本体をきれいにしました。
残る作業も少なくなってきたので、塗装に入ったら、ビオラを開始しますかね。
単に、取り損ねただけです。
ナットをつけました。
ちょっとサイズがギリギリだったので、どうかな?と思うところもありましたが、何とかなりました。
ナット側の弦高さは、1.5mm程度を確保した状態です。
ガット弦用なので、高めにしています。
後で、削りながら調整をしていきます。
【今日のポイント】
ナットの角度は、なるべく弦と並行にして、急に角度がつかないようにすることです。
弦に角度が付いていると、切れやすくなるからです。
ナットも膠付したのですが、固定する際は、手で暫く押さえておくだけで、固定はしません。
次回はいよいよニス塗りです。
その前に、クリーニングをします。
本当はトクサを使いたいところですが、ないのでサンドペーパーです。
エッジに残る、鑿の後を少しならしつつ、手垢で黒くなっていた本体をきれいにしました。
残る作業も少なくなってきたので、塗装に入ったら、ビオラを開始しますかね。
2010年3月22日月曜日
三連休の製作(2010/3/20-22)
三連休です!!
とは言っても、特に予定がある訳ではなく、学校も卒業式のためお休みです。
この間に、遅れている製作を進めることにします。
【第1日目】 パフリング削り(表板)&パテ埋め&溝掘り
先週、膠付したパフリング(表板)は削ってあったので、微調整をします。
パフリングカッターを滑らせてしまった部分が多く、あちらこちらにパフリングに隙間があいています。
削れて無くなってしまった部分はもう戻らないので、「木工パテ」の登場です。
(まぁ、量にも依りますが・・・)
表側ですし、目立つ部分はこれでなんとかします。
続いて、裏側の溝掘りです。
今度は、パフリングカッターを滑らせないように注意しながら、進めていきます。
表板に比べて、木が硬いので、苦労しながら慎重に溝を掘っていきます。
途中で、疲れたので1日目の作業はこれでお終いにします。
【2日目】パフリングの溝掘り(裏板)&パフリングの膠付&削り落し
一昨日に引き続き、溝掘りです。
完璧とまではいきませんでしたが、何とかご愛敬のレベルまでにはいきました。
さっさかと、パフリングを曲げて、埋めていきます。
一気に仕上げようと思っていたのですが、途中で嫁さんから電話が・・・
「晩御飯どうする?」と・・・
冷蔵庫をのぞくと、鶏肉とトマトがあるので、鶏肉のトマト煮を作ることにしました。
丁度半分までパフリングを曲げていたので、この部分だけ先につけてしまうことにします。
残りは、元気があれば晩御飯後に、なければ翌日に、と考えながら中断することにします。
鶏肉のトマト煮を美味しく頂いた後、作業再開です。
残りのパフリングを曲げて、膠付です。
先週は失敗しましたが、今回はスムーズに行きました。
パフリングを曲げる時のポイントとしては次の3つ。
(1) パフリングの端は使わない
⇒端を曲げると、パフリングが分解します・・・
先週の失敗は、これでした。
(2) 一度曲げたら戻さない
⇒戻すとパフリングが分解します・・・
曲げる角度を見きって、必要且つ十分なだけ曲げます。
多少、曲がりが浅くても、溝に入れてしまうので何とかなりますしね。
(3) 高温で一気に曲げる
⇒もたもた曲げていると、パフリングが分解します
アイロンの温度を最高にして、一息で曲げます。
今回の失敗
パフリングピッカーで引っかけてしまいました。
原因は、パフリングカッターが入らないところは、普通のナイフで切っていったのですが、微妙に幅が狭かったようです・・・
ピッカーで底を掬いながら進めていったら、刃ではないところがあたって抉れていました・・・
これもパテでしょうか?
来週、先生と相談することにします・・・
【3日目】サドル作り
バロック用のサドルを作ります。
まずは、材料を削ります。
30mm位に切り出した材料を直角に削っていきます。
本当は、象牙を使いたいところですが、バッファローの角で代用します。
いつもの通り、真直ぐ&直角です。
まずは、電動糸のこで、大まかに削り出した後、鑢で真直ぐ&直角にします。
ここまでは何も考えずにできたのですが、サイズが判りません・・・
いきなり調べものです。
物の本(The Art of Violin Making)にバロックバイオリンのサドルの記述がありました。
それによると・・・
「The baroque tailpiece was raised by the tailgut itself, and the saddle, often of ivory or bone, did not need to be above the level of the surrounding edgework.」
どうやら、バロックのテールピースはテールガットで浮くので、サドルを高くしなくても良いと書いてあります。
高さは判ったのですが、幅が判りません・・・
挿絵を見ると、テールピースの幅とサドルの幅がほぼ同じになっています。
隣に、モダンバイオリンのサドルの絵もありますが、こちらは明らかにテールピースより高く大きくなっています。
自分の楽器などと見比べてみると、挿絵の比率はそのまま信じて良さそうです。
小さめに作っておけば、後で大きくする(大きなサドルと交換する)こともできるので、小さめのに作ることにします。
高さは、表板のエッジよりも微妙に高く、幅はテールピースと同じにします。
機能的にはテールガットの幅よりも少し大きければ何でも良いはずです。
念のため、テールピースを楽器にあてがってみると、駒の高さあがあるので表板とテールピースがあたることもなさそうです。
まずは、材料の切り出し。
続いて、表板にサドルがはまる切り込みを入れます。
サイズ合わせをしてみると・・・
膠でつけて、仕上げていきます。
パフリングを付けた残りの膠が、丁度良い量残っていますので、これを使います。
暫く手で押さえて、落ち着いた所で、お買いものへ出かけます。
前回は、「二度と外さない」のでボンドでつけましたが、今回は外すかもしれないので膠です。
乾いた位で、削って仕上げます。
ナイフや鑢で荒削りをしながら仕上げていきます。
サドル部分だけを削るのが、とてもやり難いです。
結局、紙やすりが一番楽でした。
次回は、指板の接着と、ナットですかね。
指板を付けたら、乾くまで何もできないかも・・・・
そろそろ、晩御飯なので作業はこれで切り上げることにします。
2010年3月6日土曜日
箱閉じ(2010/3/6)
先週に引き続き、表板を接着しました。
と、その前に、バスバーを仕上げます。
流石に、手垢がついたバスバーのままでは・・・と思っていましたが、その通りの指摘でした。
加えて、バスバーの丸みをもう少し尖がった形にした方が良いとのこと・・・
バスバーを整形しなおしたら、表板の接着と流れていきますので、まずは、ブロックの小口に膠塗り。
今回は、裏板よりも緩めの膠です。
膠を染み込ませたら、すぐに指先で均しておきます。
膠が乾くのを待っている間に、バスバーを仕上げます。
作成途中に書いた、文字や線も可能な限り消して掃除をしましょう。
いよいよ、表板の接着です。
が、その前に、魂柱が立つ付近を、少しだけ均しておきます。
サンドペーパーを軽くかけた後、サンドペーパーの裏側で擦っておきます。
そうすることで、魂柱立てが少し楽になるそうです。
例により、パレットナイフで膠を刷り込んで、圧着です。
後は、来週まで放置です。
今日は、本体は作業できません。
何をしても良いのですが、テールピースを仕上げます。
まずは、サイズなどの確認を・・・
弦を通す穴は、実際の弦から採寸しました。
完成した状態はこれです。
テールピースの角は、全て面取りしてあります。
裏側は軽く、アーチをつけてみました。
穴を開ける時に、机まで貫通させてしまいました。
ついでにそちらも、速効で修理し、証拠隠滅しておきました。
次回は、サドル&ナットとパフリングです。

バロックなので、サドルは小さめの方が、カッコ良さそうです。
と、その前に、バスバーを仕上げます。
流石に、手垢がついたバスバーのままでは・・・と思っていましたが、その通りの指摘でした。
加えて、バスバーの丸みをもう少し尖がった形にした方が良いとのこと・・・
バスバーを整形しなおしたら、表板の接着と流れていきますので、まずは、ブロックの小口に膠塗り。
今回は、裏板よりも緩めの膠です。
膠が乾くのを待っている間に、バスバーを仕上げます。
作成途中に書いた、文字や線も可能な限り消して掃除をしましょう。
いよいよ、表板の接着です。
が、その前に、魂柱が立つ付近を、少しだけ均しておきます。
サンドペーパーを軽くかけた後、サンドペーパーの裏側で擦っておきます。
そうすることで、魂柱立てが少し楽になるそうです。
例により、パレットナイフで膠を刷り込んで、圧着です。
今日は、本体は作業できません。
何をしても良いのですが、テールピースを仕上げます。
まずは、サイズなどの確認を・・・
完成した状態はこれです。
裏側は軽く、アーチをつけてみました。
穴を開ける時に、机まで貫通させてしまいました。
ついでにそちらも、速効で修理し、証拠隠滅しておきました。
次回は、サドル&ナットとパフリングです。
2008年9月6日土曜日
ホワイトバイオリン完成(2008/9/6)
作り始めから1年以上かかって、ホワイトバイオリンが完成(?)しました。
でも、日数的には、50日弱なんですね・・・
か細い感じではなかったですね・・・
ディマさん曰く、f字孔がちょっと小さいかもとの事でした。
(どうやらうまく出ていない音域があるようです)
今日やった事はというと・・・
(1)サドルの仕上げ
富士山のように末広がりにします。
高さは、2.5mmです。
富士山のように高くすると、倒れてしまうそうです。
ペグシェーパーで削ります。
ペグボックスから1cm程度飛び出る感じにします。
4本やったら指の皮がむけました・・・・
(3)ペグボックスの仕上げ
ナットより前の部分を削り落します。
ディマさんがやってくれました。
(5)ペグの穴あけ
ペグの穴あけの時に、ペグの固定に苦労しますので、道具もあわせて作りましょう。
適当な木材に、ペグがささる穴をあけて、一部を切り取っておきます。
まぁそれだけですが・・・・
それから、ペグに穴を開けるのは、ハンドドリルでやると刃を折ります。
電動ドリルでやりましょう!
A線用のペグに刃がささったまま折れました・・・・
(そのまま刺さってます)
(6)エンドピン用の穴とエンドピン
ボトム側のど真ん中に、まっすぐに開けます。
エンドピンはペグシェーパーで削り、エンドピン用の穴はペグリーマーで調整します。
エンドピンってただ刺さっているだけだったんですね。
(7)魂柱たて
箱の大きさを測ってから、魂柱を切り出します。
今回は57mmからスタート。
立ててみて、覗いてみて、削ってみて、また立ててみて・・・・
最後はディマさんに立ててもらいました。
お陰で、箱の中の魂柱を出すのは上手くなりました。
【残りの作業】
着色以外に残っている作業としては、こんなもんです。
(A)ナットの調整
とりあえず、弾けるようになっているだけです。
まだ、削ったりする調整が必要です。
(B)駒の調整
これも荒削りのままです。
厚みの調整とかを全然していません。
(C)サドルの仕上げ
先送り中。
次回は恐らく、下塗りからです。
乾くのを待っている間、これらをやろうと思います。
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