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2010年8月7日土曜日

ブロックの成型をしていたら・・・(2010/8/7)

 
【ブロックの成型】
ブロックの成型をしています。
まずは、ブロックに下書きをします。
この時に、型をきっちりと合わせる上手い方法を教わりました。


スコヤを3つ使って位置合わせをしています。
知っていればどうってことない方法ですが、知らないとできません。
(当たり前か?)

以前は型の中心線とブロックの中心線をあわせていましたが、この方法とは比べ物になりません。
またひとつ勉強になりました。


この方法で書いた線に従ってブロックを削っていきます。
削っていたら、2つもブロックが外れてしまいました。
つけ直しです。

膠が乾くまでは何もできないので、横板の厚み出しを進めます。 
 

2010年7月25日日曜日

横板の厚みだし&お茶の水OBオケ & 7/8サイズのバイオリン (2010/7/24-25)

【7/24の授業:横板の厚み出し】
今週も、ハードな業務をこなし、やっと週末の授業になりました。
当初の目論見では、横板の厚み出しを終えて、ブロックに横板をつけられれば良いと思っていましたが、全然進んでいません。

今回の横板は、杢が強く苦労したのもありますが、厚み出しも終わりませんでした。
と、いうことで横板をお持ち帰りし、宿題とします。


【003:既に大失敗】
それよりも、ショック(?)だったのは自宅で作成しているモダン・バイオリンですが、やらかしてます。
全く、気づいていなかった(ヲイ!)のですが、ボタン部分を切り落しています。

河村先生曰く「最初は良くやる」そうです。

このまま作っていたら、ネックの仕込みの時まで気づかなかったかも知れません・・・

対処法としては、ボタンを作りなおす方法と、一からやり直す方法の2種類があります。
どちらにするかは、思案中です・・・・


【お茶の水OBオーケストラ】
同じクラスのKさんに誘われて、行ってきました。
個人的には、管がもうすこし多くても良かったかな?とは思いました。

河村先生は、演奏後顔だししたかったようですが、帰ってきてしまいました。
(自分だけ帰ると言えばよかったかもと、帰りの電車で思いましたが・・・)
疲れていて早く帰りたかっただけででした。


【7/8サイズのバイオリン】 (製作番号:005)
嫁さんの同窓会が、7/8サイズのバイオリンを作って欲しいとの事。
1~2年待ってもらえるなら良いよと、とりあえず安請け合いしてみました。

嫁さんの友達が待てなかったら、嫁さん(身長150cm強)に使わせることにしましょう。

義姉のバイオリンも進みようもないので、新たなバイオリンの構想を練ることにします。
早速、7/8サイズってどうなのよ?と思い調べてみると・・・
あまりちゃんとした情報がありません。

どうやら正解は「特に規定はない」みたいです。
要するに、3/4とフルサイズの中間らしいです。
3/4をちょっと大きくしたものや、4/4をちょっと小さくしたものとかがあるようです。
とは言え演奏する立場からすると、丁度真ん中位かそれよりもやや大きい位でないとあまり意味がないのではないかと思います。
演奏するうえで大きさが問題になるとすると、主に長さで、横幅はあまり影響がないかもしれません。
但し、ハイポジションの時には、幅も影響するかもしれませんが・・・

明確な基準がないのであれば、弦長に基づいてサイズを計算するしかありません。
弦の長さはいくつでしょう?と調べていたら、『319mm』という数値がいくつかの情報から得られました。
これを基に、計算をしていきます。

  • 弦長 319mm
    • 4/4が328~330、3/4が310mm程度ですので、丁度中間くらいです
  • 全長 345mm
    • 4/4の356mmから比べると、あまり小さくありません
  • 全高 59.8mm
    • 横板を30.0mmにして、表板を14.0mm、裏板を14.8mmにしてみましょうか?
  • ネック        126.4mm
  • 駒までの長さ   189.6mm
  • アッパーバウツ  154.5mm
  • ミドルバウツ   101.3mm
  • ロアバウツ    199.4mm
後は、駒の高さとバスバーの長さ位かなと思います。
ブロックの大きさも決めなくては・・・

電卓でいちいち比率を計算するのが面倒くさくなってきたので、Excelで計算できるようにしたいと思います。

2010年7月18日日曜日

ガラス板定番&裏板 (2010/7/18)

【ガラス板到着】
昨日、卒業式(?)が終わってから大急ぎで帰宅し、無事ガラス板を受け取ることができました。
12mm厚のガラス板です。
定盤で使うからということで、縁の処理が切りっぱなしです。
このままでは、手を切りそうなので、枠を付けます。
嫁さんが車を使う前に、ホームセンターまで材料の買出しです。

丈夫なものであれば何でも良いので、パイン材の板と適当な柱を買って帰りました。
ガラスの淵は、真直ぐではありませんでしたが、自分で加工することもできないのでそのまま組み付けます。
タイトボンドで貼り付けただけで良いかとも思ったのですが、それなりの重量があるのと、ボンドが乾くまで待っていられなかったので、木ねじを併用しました。
400mm×500mmのサイズがありますので、バイオリン程度であれば十分な大きさです。

早速、使ってみたのですが、透明なガラスだと良く見ないと隙間が判りません。
石の方が良かったかも知れませんが、紙やすりを貼り付けて使う分には全く問題ありません。
目視する時は、良く見るようにします。

ここまで出来た所で、一汗かいたことですし、朝ごはんを作りつつ一休み。
食材の買出しに行っていなかったので、たいしたものができそうもありません。
お中元でソーメンが届いたことですし、ソーメンチャンプルにしました。
ソーメンをひと煮立ちしたところ(普通に食べるには硬いレベル)あげて、油で和えておくのがポイントです。
今回は、ソーメンが固まりにならずに上手くできました。


【裏板の面だし&寸法だし】
暑さに負けて途中で投げ出していた裏板の面出しを続けます。
完全にフラットにまではしていませんが、横板と合うレベルまでできたので、寸法出しをします。
(この季節、裏板・表板の削りはキツイ)
こんな風に、ワッシャーを使って横板に合わせて寸法を出します。
C字の先端(何て名前だったか?)は、フリーハンドでデザインします。
先端の幅が7mmになるように、そして、見た目のバランスが良いようにします。

ここまで出来たら、切り出します。
この暑さの中、手鋸で切り出す元気は全くありません。
糸鋸盤で切りだしました。


【失敗&修理】
斜めに力が入ったようで、糸鋸盤の刃が折れました。
折れた刃を抜いている時に、木が割れました・・・・
少しだけ、C字の先端が欠けています。

慌てず、騒がず、割れた木を貼り付けます。
5月の連休の時に作った膠が残っていますが、シャバシャバな状態でしたので使えそうもありません。
タイトボンドで貼り付けてしまいました。

もしかすると、エッジを仕上げた時に割れた部分は不要になるかもしれません。
念のため、直しておきます。

そういえば、横板の割れた部分も少し欠けが残ったままです。
こちらは、膠付することにします。
が、未だそのままです。
こっちは、削ってからパッチ当てをする形なので、後回しです。


【荒削り】
修理も終わったところで、荒削りに入ります。

今回も、弦長を328mにする予定です。
横板は31.0mmですので、裏板を15.5mm、表板ともに15.0mmにすると、合計61.5mmになり丁度良い具合です。

縁の部分は6mmの目印をつけて、そこまで削っていきます。
板厚が22mmもあるので、かなりガシガシと削る必要があります。

最初は鑿で削っていましたが、早くも握力がなくなってきたのと、手のひらが痛くなってきたので、鉋に変更します。
ものの30分も削っていると、Tシャツが汗でビショビショになってきます。
この時点で、未だ20mmもあります・・・・・先は長い・・・・・

荒削りの初期段階では、全体のカーブよりも「断面の形」を意識して削っていきます。
要するに、横から見たアーチの形をイメージしていきます。
そういえば、どこかにアーチのテンプレートを作ったハズだったのですが、見当たりません。
後で、適当な材料で作ることにします。

それが出来たら、全体のカーブをイメージしながら、大まかに形を作っていきます。

縁の部分が6mm位まで減った処で、アウトラインを整えていきます。
板を薄くしてからアウトラインを整えるのは、その方が板厚が薄くて楽だからです。


【昨日の授業にて】
私の横で作業しているKさんが、先週から延々と指板を削っています。
指板を削って、薄くする作業をしています。

裏側から削って薄くもしているのですが、表側からも削って薄くしています。
カーブのテンプレートがあるので、問題はないのですが、裏側の平な面を削る方が楽な気がします。

最初に作った楽器では、殆ど指板を加工していないので、重い楽器になっています。
指板の後端もボッテリと厚いので、見た目が良くありません。
今回は、指板も加工しようと思います。
ですので、Kさんが色々と質問している内容は、覚えておくことにします。
(メモをとっていたので、後でコピーを取らせてもらうのも良いかも・・・)

授業が終わってからも、指板の磨き込みをされていたようなので、最後まで見れませんでしたが、「フィンガーボードオイル」を使っていたようです。
匂いを嗅ぐ限り、亜麻仁油に揮発性のあるアルコールみたいなものを混ぜている感じでした。
(アルコールとオイルは混じらないよなぁ・・・?)
化学的にはおかしいので、有機溶剤系なのかも知れませんが・・・

自分の時には、亜麻仁油でサンドペーパー掛けをしたので、どんな仕上がりになるのか興味津津です。


明日も祭日なので、荒削りをもう少し頑張る予定ですが、暑さと家事と仕事でどこまで進むやら・・・
早くも、病院行くので送ってゆけといわれています・・・・

プロジェクトのスケジュールと見積りも作らなくてはならないし・・・
そういえば、社内レビュー時の指摘事項が宿題になっていた気がする・・・
あぁ嫌になってきた。

一服して、寝ることにします。

2010年7月17日土曜日

ブロック接着 (2010/7/17)

 
内型も完成し、やっとビオラに着手しました。
内型は先週持ち帰り、日晒し亜麻仁油を塗りましたが、1週間で微妙に乾ききっていない部分があります。
作業には影響しないので、気にせず進めます。

【日晒し亜麻仁油】
透明ニス程度しか色がつかないようです。
油自体はかなり粘度が高く、琥珀色と茶褐色の中間くらいの色味です。
塗る時は、ペトロールで薄めて塗らないと乾きが悪いようです。
少し、刷毛に抵抗が残る位まで薄めると、1日位で乾きます。


ブロックの作成にあたり、まずは横板の幅を決める必要があります。
ブロック材自体は、45mmありましたので、かなり大きな幅でも大丈夫でした。

先週、河村先生と幅の話をして別れましので、まずはその続きからです。
結論は、『ビオラの横板の幅は決まりがない』ということでした・・・・

今回のコンセプトとしてはモデルのコピーですが、表板・裏板の厚みは若干控え目にします。
代わりに、横板の幅をかせいで箱の容積を稼ぐという考えでいました。
が・・・・、元々のサイズが不明なので、一般的なスモールサイズのビオラよりも大きめにします。

ビオラの横板はバイオリンと異なり、ネック側/中心部分/エンド側で幅が変わります。
(バイオリンでは、フラットか斜めのいずれかです)
ビオラでもフラットにしても良いそうですが、今回は異なる幅にチャレンジします。
(何事も経験だし・・・・)

と、いうことでこんなサイズにすることにしました。
ネック側:36.5mm
中央(ネック側):37.5mm
中央(エンド側):38.0mm
エンド側:37.0mm

サイズの理由は聞くのを忘れたので、次回確認しましょう。

サイズが決まった所で、ブロックの準備です。
ブロックを準備する時に、木目の向きを確認しなければなりません。
今回は、新たなタイプの型(C字のブロック部分が斜め)なので、木取りが判りません。
確認しました。
ネック側:垂直(これは普通ですね)
エンド側:垂直(これも同じく)
C字部分:型に対して垂直か、楽器に対して水平

ここまで来たら、後はひたすら木を削ります。
後で加工が楽になるように、なるべく小さくしたいところですが、修正代も考えて39mmにします。
まずは、片面の面出しです。(基本!)
続いて、垂直の面出しです。(基本・基本!)
大体のサイズが出たら、ブロックを割ります。

木目が曲がっているので、斜めに割れます・・・
型に合わせて面出しをしたら、次に移ります。
一つのブロック材で全部取れるかとおもってたのですが、ギリギリで寸法が足りません。

もう一つのブロック材を見ると、変な所に切れ目が入っています・・・・
もったいないですが、その部分でブロックを割ります。

ブロック材が全部できたら、膠で貼り付けます。
が、型がブロックの真ん中になるように貼り付けますので、型を浮かせておく必要があります。

ブロックのサイズが(一番大きいもので)38.0mm、型の厚みが12.0mm、その差は22.0mm。
22.0を2で割ると、11.0。
1mm余裕をもたせていたので、11.5mmあれば丁度良いです。

ブロックの切れ端を11.5mmにしようかと思いましたが、とても面倒臭いように思えて仕方がありません。
端材置場をあさったら、丁度11.5mm厚の合板の切れ端がいくつもあります。
天の恵みと思い、ありがたく使わせて頂きました。

他の人が使っていた膠のあまりで、接着します。
先生に、つけすぎないようにと注意されたにも関わらず、沢山つけてしまいました。

写真ではクランプで止めていますが、平な面なので手で暫く押えていれば問題ないそうです。
最後の2か所は手で押さえましたが、他はクランプで軽く挟んで作業効率を優先してみました。

ちなみに、最後の2か所をクランプを使わなかった理由は、隣のクランプと当たるからです。


ここまで終わった処で、授業は残り30分ありましたが、先週の疲れと暑さでやる気がありません。
頭の片隅に早退の二文字が浮かびましたが、今日で最後の生徒さんも居るので掃除をしながら残り時間を過ごしました。


【卒業生】
今日が最後の授業の方がいらっしゃいました。
授業の開始時点で、魂柱・駒・ナットの溝・テールピース・ペグの調整が終わっていません。
先生が猛スピードで、仕上げていました。

丁度、授業の時間が終わる頃に音が出せるようになったので、少しだけ弾かせて貰いました。
感想はというと・・・・出来たて過ぎて、良く判りませんでした。
本人は、E線/A線の鳴りが弱いと言っていましたが、ちゃんと音も出ていましたし、音階を弾いても違和感はあまり感じませんでした。

もう、1時間位あれば少しは落ち着くので特徴も出てくるのでしょうが・・・・
自分の楽器も、1ヵ月程度の間は変化し続けました。

先日完成した、バロックバイオリンですが、弓を変えた後の印象はあまり変わりません。
最初にD/G線がもやっとしている感じがあったのは、弓のせいだったようです。
もう暫くたってから、様子をみることにします。
駒をもっとちゃんと仕上げる事と、魂柱の削りなおしですね。

そういえば、駒にもニスを塗って、最後に亜麻仁油で仕上げるそうです。
硬くするのと、保護のためだそうです。
25年以上前に買った楽器を見ましたが・・・・松脂の汚れでなんだか全然判らない状態でした・・・

 

2010年3月27日土曜日

指板の接着(2010/3/27)

本日は、指板の接着をしました。

ネック側を改めて平にし、作ってあった指板を合わせてみると、高さが不足しています。
というか、表板に指板がくっつきそうな感じでした。

まずは、指板を削って、必要な高さが確保できるかどうかを試してみます。
指板の前の方を削り、後ろ側が持ち上がるようにしてみます。
指板の終わりで、15mmを切っています。

これでは、十分な高さが確保できません。

目指すサイズとしては、・・・
指板のエンドで、17mm~18mm
駒の高さが30mmなので、駒まで指板があった場合の高さが25mm


指板とネックの間に、別の材料を挟んで、底上げします。
どこかから、ネックの端材をもってきました。
平面同士の接着なので、1時間で次の作業に移れます。

なんとか、高さが確保できそうなので、面出しをして、指板を接着します。
この面出しがとてもやり難く、スクロールと表板に鉋をぶつけないようにするのが一苦労です。
接着前に測ったところ、指板のエンドで18mm、駒で25mmでした。


持参した、樹脂製のクランプで締めあげています。
指板の保護もマスキングテープで済ましています。
兎に角、クランプが軽いのでとても作業が楽です。

次回は、ナットと駒を作りつつ、ネックの下側を仕上げる予定です。
そろそろ、ニス塗りですかね・・・

 

2010年1月9日土曜日

指板の作成(2010/1/9)

今回から、新しく河村先生のクラスに編入(?)しました。

が、引き続きバロックバイオリンを製作しています。
バロック独自の部分については、高倉先生が個別に教えてくださいます。


【まずはじめに・・・】
指板の図面作成からです。
指板の長さをどうするか?から開始です。

既に作成したネックは、モダンと同様に130mmになっています。
(一般的なバロックからすると、大分長いのです・・・)
ですので、欲張ってE'''まで出せる長さにします。
(バロックで弾く曲で、これより高い音は出さないらしい・・・)
計算すると、247mm位になるので、指板の長さはとりあえず250mmにしてみます。
で、作成した図面がこんな感じです。


【材料の切り出し】
バロックバイオリンの指板は、スプルースをメープルでサンドイッチしたものにエボニーが張り付いています。
ですので、まずは、スプルースとメープルを切り出して整えます。
図面に合わせて、材料を切り出していたら、面出しができれば、あまり寸法には拘らずに作りましょうとのこと・・・
(バロック時代はそんなもんだったらしい・・・)
前回、木取りについて聞いていたので、それをベースにやってみたら、思いっきり間違えていました。
この絵を基にしたのですが、これはメープル部分だったので、スプルースは木目を縦にするべきだったようです・・・
要するに、メープル/スプルース/メープルの木目が、横/縦/横になるようにしてあげるべきだったのです。
もう、材料も気持ち良く切ってしまった後だったので、指板を厚めに作ることでお終いにします。
面出ししたもの同士をクランプで締めてみて、隙間がないようであればOKとします。

人のを見たら、ちゃんと横/縦/横になっていました・・・・
図面には、木目の向きまで入れないと駄目ですね・・・・

(余談)
スプルースの代わりに、柳を使う場合もあるそうです。
虫がわきやすいのと、柔らかいので粘りがある指板になるそうです。


【今日の応用】
スプルースの面出しが2面終わり、3面目を鉋がけしだしたところ「ピキッ!」と変な音が・・・
見たら、スプルースが割れていました・・・・
あまり、圧力をかけると割れるらしい・・・

割れてしまったものはどうしようもないので、直すor諦める。
確認してみると、後で削り落す場所が割れているだけでした。
と、いうことで、単なる応急処置です。

瞬間接着剤を流し込んで、クランプで締めています。
応急処置にはやっぱり瞬間接着剤ですね~

【膠付】
3つの部品があるのですが、二つずつ接着します。
膠は滑るので、片方ずつやった方が失敗が少ないそうです。
と、いうことで片方ずつ、1時間半程度間を開けながら、くっつけていきます。

1時間半の間は、少々休憩をして、テンプレートを作っていました。

一応、今日のノルマまでは終わりました・・・
次週は、黒檀の曲げです。

2009年12月5日土曜日

師走になっちゃった(2009/12/5)

 
早いもので、あっという間に12月になってしまいました。

2台目として作っている、バロックバイオリンですが、当初は1年間で作るつもりでいたが、ちょっと無理そうな状況です。

本日は、やっとf字孔をあけました。
とは言っても、片方だけで、さらに鋸で切っただけですが・・・

【f字孔開ける時のポイント】
(A) ドリルの穴は、ネック側だけでOK
(B) 鋸は、外側から切っていく

【今日の教訓】
f字孔は外側から切り始めないと、板がしなって割れる恐れがある・・・
これは板の厚みや幅の問題で、内側から始めると、恐ろしくて最後まで切る自身がありません。


前回は知らない間にf字孔のマーキングがされていたので、今回は位置決めを聞きました。
(1) 駒の位置決め
 表板の端から、だいたい191mm程度の所にします。
 これは、弦長から計算するだけです。
 弦長はあくまでも、駒の上側なので、足元は計算するしかありません・・・
(2) 上側の穴位置決め
 穴と穴の幅を40mmにします。
 これも、比率らしいですが、面倒なので数値で覚えてしまおうかと・・・
(3) 下側の穴位置決め
 これも、比率があるらしいのですが・・・
 カッコ悪くなるそうなので、見た目で決めます。
 本当は、C部分の下側を線で結んだ所に、穴の上側が一致するようにすると綺麗だそうです。
 今回使ったテンプレートは、サイズが違ったので、そこまで届きませんでした。
 と、いうことで見た目です。
 板の端から、10mm程度の所が綺麗なそうです。
 このとき、左右のバランスは、板の端からの距離でとらないと、曲がっているのが目立つそうです。



【今日の座学?】
表板と裏板のバランスです。
何のバランスかというと、固さです。
表板と裏板の固さは、同じ、か、若干表板が硬い方が良く鳴るそうです。
1台目の時は・・・・よく判りません。

今の状態は、裏板が硬い状況なので、もっと削って柔らかくしなくてはならなさそうです・・・
どこを削るかというと・・・淵の部分ですね。
他にも、妙に厚い部分があるようなので、そこも削りますが・・・


【今日の座学(質問)】
ネックの設計図を書いてみて、どう考えても、バランスが悪いスクロールの高さについて質問をしてみました。
弦長に対して1/3で作ると、どうしてもおかしくなるので、大体で50mmにしてみたと話てみたら、5/32だとのことでした・・・
数値的には、49mm~51mm位になるそうです。




【完成までの道のり】
道のりはまだまだです・・・
ディマさんの授業が終わってしまうのですが、その後はこのまま仕上げつつ、行き詰ったらビオラを作ることにしています。
残作業は・・・
・f字孔
・バスバー
・裏板仕上げ
・ネックの釘打ち
・表板と裏板の貼り付け
・ネックと指板作成
・テールピース作成
・魂柱
・駒作り(板から削り出しです)
・ペグ仕上げ
・サドル、ナット、エンドピン
・ニス塗り
いやぁ、3か月はかかるなぁ・・・



【おまけ】
嫁の実家に晩御飯を食べにいきました。
嫁の姉夫婦も来て、義姉が最近習い出したバイオリンを持ってきていました。
ヤマハの新作だったのですが、(型番は忘れた・・・)以外とバランス良くできていて、感心してしまいました。
ちょこっと弾いて遊んだのですが、結構鳴るんですよ~
義兄が、「キンキンしていない?」と聞いてきたのが最初は良く判らなかったのですが、高音が出るのではなく、低音が出にくい感じでした。
相対的には、そうゆうことに成るよなと、一人で納得していましたが、その後は飲んだくれていたので話したのかどうか、全く覚えがありません・・・

うぅん、困ったものだ
 

2009年10月31日土曜日

表板・表板・表板(1009/10/31)

 
表板の荒削りが続いています・・・

3週間振りの授業でした。
前回は、表板のアウトラインを切り出した所までで・・・
暫く、間があいたので、宿題(?)として自宅で進めてきました。

縁から、2.5mm位のところに目印の線をひき、その内側を厚さが2.5mmくらいになるような溝を掘ってきました。
そこまでできたら、表板のアーチをイメージしながら、ひたすら削ります。

削りだしたところで、高さをどうするか・・・・?
これも、弦の長さを基に決めてゆきます。

まず初めに、ボディの高さを決めます。
弦長を328mmにしたので、倍数掛けして・・・61.5mmを予定します。
裏板のアーチを測ったら、15.5mmでした。
横板が確か30mmだったので、残りは16mmです。
(ボディを学校に置きっぱなしだったので、ちゃんと測れていません・・・)

この時点で、表板は20mm近くあります・・・
うぅん、先は長い・・・
 

2009年7月4日土曜日

裏板の続きとバイオリンのデザイン(2009/7/4)

今日もまた、力仕事です・・・


先週は外周をやったので、今週は裏板の表側(ってどっちだ?)を作っていきます。

使う道具が、鑿から鉋に変わりました・・・

だいたいできてきたら、外側を15mmくらいフラットにしていきます。
15mmというと、だいたい親指の幅くらいでしょうか?

この時、板の厚さは4mmです。
(とがった部分は5mm)




【本日の座学】

今回は、スクロールの大きさについてと、ボディの大きさについてでした。
いずれも、弦の長さを基準として、大きさが決まるというお話です。


これを基に、設計図を作りましょう!

2009年2月21日土曜日

ライニングの仕上げ(2009/2/21)

先週、膠付けしていたライニングの仕上げです。

洗濯バサミとクランプで針千本と化していた本体を発掘します。
洗濯バサミ×約80個。
クランプ×約50個。
(自宅には60個の選択バサミしかありません・・・仕入&加工しなくては・・・)


今週も又、失敗箇所を発見しました。
C字部分が、一箇所だけ横板より低くなってます。
通常であれば横板ごと削るのですが、このボディーは既にサイズがギリギリです。
相談したところ・・・・結論は先送りです。

まずは、鉋で横板より飛び出ている部分を削ります。
鉋がけの時に、ブロックを割らないように、後で落とす部分を斜めに削っておきます。
最終的には、精密な平出しをするのですが、今は、鉋だけでだいたい平らにしておきます。

C字部分は、C字の内側から外に向かって鉋をかけないと、割れやすいようです…

だいたい平らになったら、今度はライニングを斜めに削ります。
表板・裏板と接する部分を残して、箱の内側を薄くしていきます。
滑らかにすることと、削る時に横板を傷つけないようにすることとがポイントです。

接着の時にはみ出た膠が強敵になりました。
兎に角硬いので、滑らかにならないでガタガタです。
膠部分は、アートナイフを使って切除し、それ以外は普通のナイフで削ります。
後は、曲げた部分は繊維の向きが違っているので、注意が必要です。

結局、半分までで時間切れでした。

【本日の座学】
本当に座学がありました。
自然の成り立ちに基づいた楽器の寸法でした。

説明の為に、四角いバイオリンの絵を書いたのかと思ったら、本当に作った人がいたらしい…
確かに音は大きくなるらしいですが音色は…

この寸法を守ることで、ちゃんと倍音がでる楽器が出来るそうです。
楽器作りが下手でも関係ないそうです。
(ひきあいでガルネリを出していたのが、可笑しかった)

逆に、現在のオールド楽器から寸法を採ると鳴らないらしい…
楽器自体が縮んていたり、修理でサイズが変わったりしているからです。


【放課後】
コースのパンフレット作成ように撮影がありました。

土曜日コースでは2人しか楽器が出来ていないので、半分は僕のです。
オールド仕上げなので、妙に貫禄があります。
そのせいで、目を引くのでしょう…
色んな人が覗きに着ました。

楽器製作以外の人の反応
 「バイオリンって作れるんだ!」と口を揃えて言います。(笑)
 (いやいや、誰かが作ってるから楽器があるんだし・・・)

楽器製作の人の反応
 とりあえず音を出し
 「何作目?」と…

自分では気にいった音がするとは思っていたけれど、どうやらそこそこ良い音がするらしい。
ホワイトバイオリンの時には、ちょっとオーボエっぽいと思っていたのですが、ちょこちょこと修正したり、駒を替えたりしたら女性っぽい高音が良く出る音色になりました。
出来たては、キンキンと高音が強く 音が硬い感じもありましたが、2か月も経つと丁度良い感じです。
(それにしても、好みの音色になったのはどうしてなんだろうか?)

問題は、どうしてこの音がするのかが判っていないとこです。
ディマさんから「40~50台作ると解る」とも言われましたが・・・今のペースだと・・・100歳超えますね。
ストラディバリは90歳位まで作っていたらしいので、実現できるかも知れませんが・・・?
(そんなに長生きできなさそうだけど・・・・)

「2作目は失敗するよ」とも言われてます。
既に、失敗しまくりで、果たして修正し切れるのか?
不安です・・・

2008年8月23日土曜日

ネックの取り付け(2008/8/23)

いよいよ、ネックがボディにくっつきます。

最初は、こんなに隙間がありました。
この状態から、調整するのではなく、いったん基準となる他の部分を作ります。
コマです。
基準となれば良いので、まぁ適当です。
但し、足の部分は、きっちりとボディに合わせます。
ちょっとまだ足が長すぎるような気もしないでもないですが・・・・


で、駒をつけて、ネックを除いてみると・・・・

右曲りでした・・・・

指板の部分とかの高さなども直しながら・・・・

接着!



【寸法】
指板の後ろ側での高さ
約19mm

2008年8月2日土曜日

ネックと指板(2008/8/2)

放置してあった指板と、ネックです。

まずは、ネックの指板が付く部分をフラットにします。
(いつでも基本は、フラットと直角)

ネックの付け根と、ボタン(裏板側)が直角になるようにしておきます。
(基本、基本!)

これは、後からメンテナンスする時の小細工。
指板の裏側に、溝を掘っておきます。
こうすると、修理とかの際に、指板を外す必要が出てきたときに便利なんだそうです。
ここにお湯を流し込んで、膠を剥がすのです。



【寸法】
ネックのがボディから飛び出ている長さ
130mm~131mm。
弦の長さにも影響するので、あまり変えられませんね。
裏板から表板の間隔
ネック側は30mm~31mm。
表板から指板の下側までの間隔
6mm~7mm。

寸法は、図面を書いておく必要がありそうですね。