2012年12月1日土曜日

スクロールの溝 (2012/12/1)

指板が終わりましたので、スクロールを仕上げて貼り付けます。
先ずは、親指が当たる部分を形作ります。


【アウトライン出し】
最初はコンパスでアウトラインを書きましたが、写真をみるとイメージが違います。
以外にも、スレンダーな感じでした。
全体は丸っこい感じなのですが・・・
適当なガイドもないので、フリーハンドで下書きです。
顎の位置は、サドルから真っ直ぐ落とした位置を目安にします。
この位置は、機能に関係するので、機械的に決めます。
後は、写真を見ながら、ナイフで荒削りします。
最後は、鑢で仕上げます。














モデルを真似てちょっと歪んだ感じにしたのですが、やり過ぎたかもしれません。
溝を掘ってから、見直します。


【溝掘り】
写真を見ると、かなり溝が浅いようです。
普通は溝の端から削るのですが、深くなりすぎないように、ちょっとだけ内側から始めます。
先生から、面白い鑿を借りました。

刃先が曲がっているので、凹んだ箇所でも掘りやすい形です。



こんな感じで掘ってゆきます。
くれぐれも、掘り過ぎないようにしないと・・・


【番外編】
娘のクリスマスプレゼント用に1/32のバイオリンを買いました。
お店に電話したら、通信販売可能との事で、手許に届いたので持参して見ました。
弓とケースがついて、しかもアジャスター内蔵のテールピース付きで3万円ちょっとなので、それなりです。
しかし、こんな値段ではとても作れません。
試しに教室で弾いて遊んだのですが、弾いている姿が面白いらしく「宴会芸にぴったし」だそうです。
小さいので、肘が脇腹にぴったし着いてしまい、ハイポジションに指が届きません。
そして、駒が全く見えないので、弓の場所が判りません。
気にしていませんでしたが、フルサイズを弾く時に弓の位置は何となく目視しているのでしょうね。
クリスマスまで弾き込んで、娘に一曲プレゼントすることにしましょうかね?




伊藤先生はお子さんに1/16サイズを作ったそうです。
実験的且つ低コストだそうですが、分数サイズでも板厚を工夫すれば、ある程度鳴るそうです。
1/16は作ってみようかな?


ここまでの工数:73.4人日



0 件のコメント: