2009年6月27日土曜日

力仕事(2009/6/27)

バイオリンの形に切り出した裏板を削っていきます。

これから暫くの間は、力仕事です。

まずは、鑿をつかって、ざっくりと削っていきます。
この時、端の部分は、6mm~7mm位を目指して削ります。
とは言っても、何も目安がないと判らないので、適当に鉛筆で外周をなぞって目安とします。


そこまでできたら、ボディの形に沿って外周を削ります。

これは、一旦、荒削りした後行います。
何故かって?

単純に、板が厚いと大変だからです。
(効率的に仕事をしましょう!)


鉋やナイフを使って、鉛筆の線に沿って削っていきます。

その時に、この方向でバイスを使うのはやめましょう。


材料が滑って、手を切ります。


研いだ直後のナイフで、手のひらを刺しました・・・


結局、2週間位なんだかんだいって痛かった・・・・

2009年6月20日土曜日

裏板のアウトライン(2009/6/20)

ネックとボディがくっついたので、裏板・表板に進みます。


前回、ただ、膠でくっつけただけですが、ちゃんととまっていました。
(この工程では、圧着ができないのでそっとしておくしかありません・・・)


今日は、裏板からです・・・


まずは、いつものように、裏板にボディをのっけて固定します。
後は、ワッシャーをつかって、2mmくらいの隙間をあけて、ボディの周りをなぞっていきます。


そこまで、できたら、C字の周りを手でデザインしなおしておしまいです。
(前回、小さくしすぎてしまったので、ちゃんとサイズを測るようにとのおしかりが・・・)

幅が、約7mmほどです。


この後、鋸で切りだしてからは暫く荒削りです。
バンドソーかな?と思っていたら、やっぱい鋸でした・・・ふぅ・・・

2009年6月13日土曜日

バロックバイオリンのネック接合(2009/6/13)

バロックバイオリンのネックの接合をします。

横板ができて、ネックはスクロールとペグボックスがでできた段階で、もう接合してしまいます。
モダンバイオリンの場合は、表板・裏板がついた後ですが、いきなりつけてしまいます。


とは、いっても、今回は膠でくっつけるだけです。
※最終的には、釘を打つのですが、それはずっと後のお話です・・・


バロックバイオリンの場合は、ネックを差し込む切り込みはありません。
ネックと横板がただくっついているだけです。

従って、ネックとボディの合わせ面が密着していないといけません。
さらに、ネックはボディに対して真直ぐである必要もあります。
(まぁ、あたりまえといえばそれだけなんですけれどね・・・)



と、いうことで、「ぴったり」&「まっすぐ」です。

(1)ボディにチョークを塗って、ネックとあわせます
(2)ネック側であたりの強い部分(チョークがついた部分)を削ります
(3)真直ぐなものをあててみて、ボディに対して真直ぐかどうか確認します







ただ、これだけです。
できるまで、延々と繰り返すだけです。

ほーら簡単でしょう?



ちゃんとできたら、膠を塗って、ボディを乗せるだけです。
後は、触らないようにして乾くのを待ちます。