2009年9月26日土曜日

表板(2009/9/26)

やっと表板です。
と、思っていたら、その前に一行程。

ネックの加工です。

表側は、横板よりネックが飛び出ています。
当然、そのままでは表板がつきません。

表板を削るのか?とおもっていたら、ネックも削ります。
高さは、横板にあわせて真直ぐ!
幅は、2mmちょっと。

要するに、表板の横板から飛び出る部分の寸法です。


これができたら、今度は表板の縁を削ります。
真直ぐ!です。

(1)真直ぐの手始めに、真ん中を作ります。

表板のエンドピンに来る側をみて、接ぎの合わせ目に印をつけておきます。
これが、バイオリンの真ん中にくるように仕上げていきます。


(2)バイオリン側の真ん中は・・・できていますね。
横板を継いだ時の合わせ目が、真ん中になります。

今回、ずれて接合したので、真ん中に印をつけておきます。

(3)確認。
表板を削っては、本体を合わせてみて、真ん中同士が一致するまで調整します。



これができたら、アウトラインを書いて、切り出します。
切り出しました!(早!)



【今日の座学】

今回もまた、寸法についてです。
今日の疑問としては、何故15で割るのか?何故1なのか?というところでしたが、なかなか良い質問だったようです。


答えは・・・ありません・・・

2009年9月19日土曜日

裏板(2009/9/19)

 
随分長いことやっていた裏板もひと段落しつつあります・・・

形としてはだいたい整ってきたので、厚みの調整をしていきます。
一番厚い所で、5mm程度。(真ん中あたり)
薄い所では、2.4~2.5mm程度。

できあがったら、叩いてみて変な倍音や雑音が混じっていないか確認します。
(混じっていたら・・・どうするのかな?)

注意する点としては、真ん中は薄くしすぎないこと。
滑らかに厚さがかわるようにすること。

こんなもんですかね?



 

2009年9月5日土曜日

昔・昔・あるところに・・・(2009/9/5)

 
裏板は続いています・・・・
でも、写真は撮っていません・・・


【今日の座学】

天道説です!

バロック時代というと、ガリレオ・ガリレイの地動説が認められるよりもっと前です。
従って、この時代は天動説が一般的でした。

天道説が重要なのではなくて、何を基準に物を考えていたかというだけなので、地動説だろうが天動説だろうが、実は今回のお話にはあまり関係がありません。
天道説時代の考え方を、地動説に置き換えることもできると思いますが、面倒なのでしないだけです・・・

当時の基準はというと、音楽専用に何かがあったわけではないので、星になっています。
(まぁ何でもよいのでしょうが・・・)
かいつまむと、1オクターブが基本ですよというお話です。
月を含めて、8つになっています。
天国と地球は表裏なんですね・・・・

NeptuneやUranusが居ないのは・・・恐らく、見えなかったのでしょう・・・