2007年6月23日土曜日

回顧録:内型作りの続き(2007/6/23)

第2回目の授業。
先週に引き続き、内型作り。

生徒は2人だけで、先生をずうぅっと占有。
先生は、ディミトリー・バディアロフさん。
バロック楽器製作者で、演奏家としても有名らしい・・・
芸大の客員講師もやってたり。
こんなんで、収支が合うのか?なんて余分な事を心配してみた。

そういえば、奥さんが日本人だそうで、先週よりも日本語が上達している。
さすが、音楽家は耳が良いと実感しました。


ところで、今週の課題は先週に引き続き、内型作り。
もう一人の生徒さんは、切断するのに失敗して必要な所が欠けてしまっていました。
どうしようもないので、もう一度最初からやり直ししてます。

そんなのを横目で見ながら、危ない箇所もあったが、なんとか切断し終えて鑢がけ。
鬼目の鑢でガシガシやっていたら・・・・やっちゃいました。
必要な部分まで削り落としてます。
しかも、大きく・・・
先生が材料庫に行って、私の分のベニヤ板を持ってきてくれました。

生徒全員で内型の作り直しでした。
(とはいっても2人しか居ませんが)


失敗した作品(?)は、先生が有効に利用して、鋸用の補助道具を作っていました。
(学校にあったのは剛性が足りず、しなるので鋸がけがやりづらいのです)

ちなみに、我々生徒は、修行の為電動工具は使わせてもらえません。
全て、鋸、鑢、鑿等の古典的工具で仕上げます。

2007年6月16日土曜日

回顧録:入学(2007/6/16)

大学を卒業してから、早二十うん年・・・
久しぶりに学校と、名のつくものに入学してみました。

11:00から授業と聞いていたのだが、最初だから早めに行こうと思い渋谷まで出たところ、10:00前についてしまった。
流石に1時間以上も前なのはどうかと思いつつ、コンビニとかに寄り道しながら10:20頃に学校についてみた。
受付(?)で名前と所属を言ったところ、いきなり教室に連れて行かれ、案内のレクチャーを受けた。
なんか、あわただしいなぁとおもってとりあえず、フンフンと聞いていました。

後で、判ったことだけど、10:00から入学式だったらしい・・・
自宅に帰ったら、ポストに入学式の案内が入っていました。
前々日に届いていたらしいけれど、忙しくてポストを確認してなかった。
他の案内は、eメール&電話来てたのに・・・


まぁそんなこんなで最初の授業でした。
最初は色々座学かな?と思っていたら、いきなり型作り!
先生は、ロシア人で日本語がカタコト。
実践ありきで、習うより慣れろということらしい。

実習内容は、5mm位のベニヤ板に、先生の型を写し取り切り抜く事。
糸鋸で切って、鑢で整えるという作業でした。
半日ちょっとあればできる作業ですが、
(1) 左右のバランスを整える事
(2) カーブを滑らかにする事
(3) 全体を美しく仕上げる事
この3つが以外と大変で、削ってはバランスを見て、の繰り返しでした。

後はベニヤ板がすぐ割れるので、ささくれだらけになるのがやりづらい所。
(Webを見ていると、プラスチックや金属で作る方が主流みたいです)


型ができたら、それを元にして、バイオリン用の内型作り。
今度は、12mm位のベニヤ板をそれと同じように切っていきます。
一部分はブロックをつける為に、削れているけれど・・・

兎に角切って、断面を板と垂直に仕上げる事というのが課題です。
今度は、スコヤが登場してきて、断面を直角に仕上げていきます。
鑢で削っては、角度を確認の繰り返し・・・

未だ先は長い・・・・