2007年12月2日日曜日

裏板の厚みだし(2007/11/29)

今回は、厚みだし。
エッジから3mmくらいの所に線を引き、その内側を削っていきます。
前回の厚みだしの時に、削り過ぎた箇所もあり、3mmにするようにという指示でしたが、そんなに厚みが残っていません。
一番薄いところ(2.5mm)にあわせて、削っていきます。まずは、端を削ります。


厚みを測るには、こんな道具を使います。


削っては測り、測っては削りの繰り返しです。
ポイントはエッジの内側を均一の厚みにする点です。
均一でないと、音のバランスが悪くなるそうです。

後は、裏板の形をイメージして左右対称になるように削っていきます。
端の部分から、スムーズに繋げて行きます。
目を瞑って触ると、形をとり易い。
写真に写っているのは、形を整えるのに使用した鉋です。
ちなみに、裏が丸い鉋です。

今日は、木目の状態についても教えてもらいました。
中央にゆくほど間隔が狭まっている方が良いそうです。
中央部分は、魂柱や駒があるのである程度の強度が必要です。
その為に、木目が詰まっている方が好ましい。

逆に、端の部分は裏板を振動させるので、柔らかい方ば好ましい。
そうすると木目の間隔が広まっている方が好ましい。

2 件のコメント:

Dmitry Badiarov さんのコメント...

Seki-さん!このブロッグは本当に面白い。このバイオリンも少しがんばりましょう。

JunSeki さんのコメント...

ディマさん

コメントありがとうございます。

puncherは、無事完成しました。
持ち歩き用として、バイオリン専用サイズにしてみました。

最近は、バイオリン以外の物ばかり作っているような気がします。