2008年4月19日土曜日

表板のパッチあて(2008/4/19)

形にもなっていないのに、いきなりパッチ充て(修理)です。

ラベルも完成し、早く箱を閉じたいと思っていたのが間違いでした。
それと、基本をちゃんと守らねば・・・

【今回の失敗内容】
表板の厚みだしの際に、バイオリンの形(ひょうたん型)に削った事。

普通であれば、ブロックの部分を残して、裏側を削る必要があります。
しかしながら、気が急いていた私は、ブロックの事などすっかり忘れて、きれいに削り落としていました。
途中経過で、先生に見せたところ・・・
先生「ブロックは?」
私 「あっ!」



【対処方法】
表板の裏側にパッチをあてます。
ブロックがあたる部分だけ、パッチをあてます。
(1)材料の入手
 先生が適当な材料(表板を切り抜いた後の端材)を探してきてくれました。
 (どこで、何が役立つか判らないので、端材は取っておいた方が良さそう)
(2)パッチのサイズだし&表板の加工
 ブロックが収まるサイズにパッチを削りだします。
 表板側も、同じように削ります。
 ここでのポイントは、平らにする事。
 できれば、外側から見たときに判らないように、楔形にするのが良さそうです。
(3)パッチと表板のあわせ
 チョーク(黒板に書くやつです)を表板に塗って、あわせてみます。
 色が着いている所を削り取ります。
 繰返すことで、密着するはず・・・
(4)接着
 今回は、ボンドで接着しました。
 (もう、二度と外さないし・・・)
(5)荒削り
 ボンドが乾いたところで、表板の裏側にあわせてスムーズに削ります。

※この方法は、オールド楽器とかで良くある症状のブロック周辺の割れを治す際に使う方法だそうです。





【再発防止策】
裏側を削る前に、ちゃんとラインを引く。(基本!基本!)



おかげで、表板の裏削りに1ヶ月近くかかってしまいました。






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