2011年11月12日土曜日

表板の裏彫り始めました・・・(2011/11/12)

【裏彫り】
表板のアーチングをサンドペーパーで仕上げ、裏彫りに着手しました。
割と無心に進められる作業なのですが、無心が故に彫ってはならない場所まで掘り進めてしまうことがあります。
そのために、最初にマークを書いておきます。

今回ブロックの部分は、裏板と同様に大きく取ります。
(気に入らなかったら、後で削ることもできますし・・・)
それと、f字孔の部分もマークをしておきます。
(ここは、バロックの時に薄くしすぎて、表側を削る余裕をなくしてしまったので・・・)

とりあえず、6mm残れば良いので、ザックザックと鑿で堀進めます。
目見当で彫ったので、頃合いを見計らって厚みを測ってみると・・・
一番薄い所で、6.2mmになっていました。
本日の作業結果・・・
重さを測っておけば良かった・・・


【本日の座学】
丁度、アーチングをこれから始める生徒さんが居ました。
アーチングのサイズの出し方についての説明があったのですが、それぞれの先生毎に考え方が違うので興味津津で聞いていたところ、フムフムと思うところがあり・・・
色々と質問してみたところ・・・

板をスピーカーのように見立てて、周辺部分を薄くしてゆくという考え方は共通。
振動の中心部分が駒の位置になる部分も同じ。
駒の周辺部分を厚くして、強度を出す部分も同じ。
面白かったのは、振動させる対象をどのようにとらえるか・・・
私が教わった考え方は、サイズ中心。
これに対して、木目が切れるかどうかといったとらえ方をするのが斬新でした。

図面を写させて貰いましたが、断片的にとらえられると困るので、公開はしません。



【ここまでの工数】
46.5人日(0.5人日位は座学だったかも・・・)

次回は、鑿から鉋に持ちかえながら裏彫りを進める予定です。

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