2012年2月18日土曜日

f字孔をつなげました・・・(2012/2/18)

  
【ハードな一週間でしたが】
今週は、火曜日の途中からトラブル対応で、過重労働でした。
結局、5日間で80時間位は働いているのでは・・・?
最後の方は、話していないと寝てしまう始末でした。ふぅ・・・

愚痴はさておき、2週間ぶりの製作です。


【表板の裏彫り】
2週間ぶり&寝不足で、どこまで進めていたかがすっかり判らなくなっていました。
f字孔を仕上げるとか話していた気もしましたが、表板の厚みがまだまだあるので、削らないことには先に進めません。

先生の鉋を借りて、削ります。
最終的な厚みまで、0.5mmを切っているので、仕上がりを気にしながらの作業です。


【カンフル剤】
慎重にならざるを得ないのですが、最初に厚みを間違えた(厚くしすぎた)部分がなかなか進みません。
先生曰く「思い切って、ざっくりやることも必要」だそうです。

確かに、このまま進めていても、時間ばかり過ぎてしまいます。

思い切って、ガシガシ削ることに・・・

製作の上では、このような軌道修正が肝になるそうです。
後は、何回削ると、何ミリ減るかというのも、鉋屑を見ながら判断する能力も重要です。

軌道修正ができないと、結果的に厚ぼったい楽器が出来上がることになり、当然鳴らない結末になるそうで・・・

経験者のアドバイスというのはやはり重要です。
未だ、最終仕上げまで到達していませんが、f字孔とブロック周辺以外は目標の厚みになってきました。
f字孔は、表を仕上げてから厚み出し。
ブロック周辺は、鉋が上手く入らないので、鑿か彫刻刀で何とかします。


【f字孔の仕上げ】
繋げたままのf字孔を削ります。
裏彫りに飽きてきたので、気分転換です。
工程として、手をつけても良いタイミングにやっとなりました。

ナイフと鑢で残っている部分を削り落すだけですが・・・
左下を繋げただけで時間切れになってしまいました。
時間にして30分程度でしょうか?

モデルのガスパロダサロの写真を見ながら、イメージを真似ます。
尖った部分(何ていう名前だろう)の隙間が大きいので、割と作業はし易いのですが・・・

印象が同じようにするのは、以外と難しいのです。
ここかな?と思ったところを削ると、似ていなかったり・・・
印象的と思った部分と異なる部分が原因だったり・・・

最終的には全部つながったところで微調整をするつもりですが、とりあえずこれでOKとしました。

モデルはダブル・パフリングで、作っているのは普通のパフリングだということもありますし・・・
そういえば、色はどうしようかな?
モデルを考えなければ、赤くしたいと思ってはいますが・・・


【課外の会話】
(手工について)
見学の方がいらして、工作機械を使うとか使わないとかという話に・・・
材料の引き割り等ではバンドソー等の工作機械を使うが、大半は手作業で作ります。
完全手工といっても、その程度は機械に頼るという話をしています。

その中で面白かったのが、「完全手工で文字通り一切の工作機械を使わないというのであれば、木を切るのも斧でやらなくてはならなくなる」でした。
これは笑ってしまいました。

おっしゃる通りです!
個人的には、仕上げ作業に近くない部分では、工作機械に頼るのは問題ないと思っています。
特に、穴あけについては、電動ドリルの方が手回しのドリルよりブレないので、使うべきだと思います。
治具を作れば安定するとは思いますが、それよりも効率的だと・・・
切り出し系の作業は、電動工具で良いでしょう。

(製作について)
ここの所、ヘロヘロになりながら製作をしているので、体調を心配されてしまいました。
本業は、外部依存が多いので予定が立てづらいという話を簡単にしましたが。
楽器製作は、目の前でほぼ全てが進むので、充実感があるという話も・・・

ここら辺は、何をどう見るかによって異なってくるのだとは思います。


ここまでの工数:54.3人日
バイオリンの1.5倍位かかっていますねぇ・・・
  
 

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