2008年3月10日月曜日

裏板の仕上げ?(2008/3/9)

昨日に引き続き、裏板の仕上げ・・・
(なぜ、二日連荘なのかは置いておいて・・・)

基本的に、厚みは2.7mmです。
ふちの部分は、2.8mmで、その内側全体を2.7mmに仕上げます。
なんといっても、パンチャーの効果は大きく、ガシガシ削っていけます。

他の曜日の先生や生徒さんが、用事があって来ていたのですが、パンチャーは大人気(?)でした。


中央は、5mm。
ネック側の丸印の部分は、2.3mm、反対側は、2.5mmです。
概観から、厚みが違う事が判らないようにスムーズに仕上げる必要があります。
(笑窪みたいにしておいたら、注意されました。)

ここまで、できたらパフリング用の溝を少し切って、ピンの穴をあけます。

ネック側は、ボタンが邪魔なので、そのまま切れませんので、テンプレートを置いて、間をつなげます。
ちなみに、ピンは、中心を外して(3mm位かな)穴を開けます。

真ん中だと、板の継ぎ部分になるので、割れないようにですね。

ちなみに、爪楊枝を切って、削ったものです。



この爪楊枝をさす前に、済ましておかなくてはならない事柄。
(1)裏板側のブロック部分に、膠塗り
 ブロックの繊維方向が上下(?)なので、小口部分で接着する形になります。
 その為、ブロックが膠を吸い込んでしまい、接着力不足になり易いのです。
 事前に、ブロックに膠を吸い込ませてあげます。
 当然、ちゃんと乾かしておかないといけません。
(2)位置あわせして、穴あけ
 まぁ、当然ですな。
 ボディが歪まないように、裏板に書いておいたラインにちゃんとあわせましょう。
 最後に、全体を見て、バランスが悪くないかチェックすることも忘れずに!
 (本業と一緒だなぁ・・・)
(3)膠を塗って接合
 素早く膠を塗って、裏板と横板をくっつけます。
 まずは、ブロック部分に塗って、圧着。
 ブロックが無い部分は、薄い板(ナイフを削ったものとか)を隙間に入れながら膠を押し込みます。
(4)裏板と横板のなじませ
 膠が乾く前に、横板を持って上下方向にねちゃねちゃと馴染ませます。
 所詮は薄い板で押し込んだ膠なので、満遍なくくっつくようにするには、もう一工夫が必要です。
(5)固定して待つ
 後は、クランプで閉めて寝ます。



内型が外れた横板は、かなり拍子抜けするくらい、軽いです。
正直、ちょっと押したら割れそうな位。
内型を抜いたら、さっさか裏板との接合が必要なわけですな。







0 件のコメント: