2009年6月13日土曜日

バロックバイオリンのネック接合(2009/6/13)

バロックバイオリンのネックの接合をします。

横板ができて、ネックはスクロールとペグボックスがでできた段階で、もう接合してしまいます。
モダンバイオリンの場合は、表板・裏板がついた後ですが、いきなりつけてしまいます。


とは、いっても、今回は膠でくっつけるだけです。
※最終的には、釘を打つのですが、それはずっと後のお話です・・・


バロックバイオリンの場合は、ネックを差し込む切り込みはありません。
ネックと横板がただくっついているだけです。

従って、ネックとボディの合わせ面が密着していないといけません。
さらに、ネックはボディに対して真直ぐである必要もあります。
(まぁ、あたりまえといえばそれだけなんですけれどね・・・)



と、いうことで、「ぴったり」&「まっすぐ」です。

(1)ボディにチョークを塗って、ネックとあわせます
(2)ネック側であたりの強い部分(チョークがついた部分)を削ります
(3)真直ぐなものをあててみて、ボディに対して真直ぐかどうか確認します







ただ、これだけです。
できるまで、延々と繰り返すだけです。

ほーら簡単でしょう?



ちゃんとできたら、膠を塗って、ボディを乗せるだけです。
後は、触らないようにして乾くのを待ちます。

0 件のコメント: