2010年8月22日日曜日

横板の接着とライニング作り(2010/8/21)

 
相変わらず、暑い日が続いています。
学校に着いた時点で、既に汗だくです。
前回は型から外れてしまったブロックをつけ直すところで終わっていたので、その続きを行います。

先週は授業がお休みでしたので、2週間ぶりです。
丁度、このタイミングでクラス会(小学校)があり、今回はスタート時点から参加できました。
卒業してから30年たっていますが、以外とみんな変わっていないのが驚きです。


【ブロックの成型】
C字部分だけを整形します。
C字以外の部分(トップとエンドは除く)を先に手をつけてしまうと、ブロックを作りなおさなくてはならない場合があります。
前回は、すっかり忘れて先に手をつけてしまいました。

鑿である程度整形してから、鑢で仕上げます。

注意点としては、ブロックが真直ぐに仕上がっていることと、C字部分のカーブがスムーズなことでしょうか。


【横板の曲げ】
C字部分にあわせて、横板を曲げます。
曲げる時に何度も水をつけると、杢の部分がカクカクするので、一度曲げたら水をつけ直すことをしない方が良いそうです。
額に汗しながら曲げています。
良く見るとシャツが汗で変色しています・・・


【横板の接着】
クラスメートが裏板の接ぎをやるので、終わった所で残りの膠をもらって作業することにします。

その間に、ライニングを作っておきます。
ビオラのライニングも、バイオリンとサイズは同じです。
厚さが2.0mm、幅は7.0mmです。
削りシロをとって、8.0mmで作っておきます。

接ぎの方は、体重をかけながら余分な膠を押し出し、動かなくなった所で位置合わせをするのがポイントです。

横板の接着は、あててみたら最初に予定していなかった所に隙間ができたりしていたので、小型のクランプで締めあげておきます。
後は、来週まで乾くのを待つのみです。


【ボタンの修理方法について】
自宅で作っているボタンを切り落としてしまった裏板について、修理方法を聞きました。
ブロックの大きさがカバーできるサイズで、継木をすれば良いそうです。
普通は壊れたブロックを直すので、ライニングの位置からやり直すそうです。
今回は、最初に切り落としたので、上手く縁の部分から作れば良さそうです。

継木の補強として、パッチを最後にあてるそうですが、厚みを出してからのお話です。

継木するボタンも、裏板と同じように、2枚にしないとカッコ悪いそうです。
切り落とした材料は、継ぎの強度確認のためにたたき割ってしまったので、新たに接ぎ直した材料を作らないと2枚ものがありません・・・・
どうするかは、思案中です。

後の工程で、ネックを差し込む際に、力をかけ過ぎないようにとの注意もありました。
忘れないようにしないと・・・
 
 

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