2012年8月5日日曜日

掘削開始(ペグボックス) (2012/8/4)


【久しぶりの製作】
仕事の疲れやら、子供の面倒やらで久しぶりの製作です。

すっかり何をしていたか忘れてしまいました・・・
自分のブログを見て復習します。
どうやら、スクロールの仕上げをしていたようです。


【スクロールの仕上】
スクロールからペグボックスの横への繋がりが、今ひとつです。
気になる部分に印を付けて修正していきます。

スクレーパーでやろうとしていたが、進みが悪いので鑿を持ち出しました。
ここで先生からアドバイスがあり、根本だけ修正しただけでも、だいぶ印象が変わるとのこと。
それと面のつなぎ目の部分に残っているカスを、キッチリ取り除くことだけでも印象が変わるとのこと。

実践してみると確かにその通りでした!
特に、つなぎ目の部分は、最後に刃物で切れ込みを入れておくと印象がシャープになります。
ディマさんからも同じことを教わっています。
切れ込みをいれておくと、ニスを塗った時にその部分が濃くなるので、効果倍増です。

そんなこんなでスクロールは最後にスクレーパーを放射状にかけて一旦終わりにします。
次工程を続けても良かったのですが、手垢で黒ずみそうなのでペグボックスを先に掘ることにしました。


【ペグボックスの穴掘】
先ず最初は計画!(基本ですね)
両サイドの厚みを下書きします。

モデルの寸法を確認したら七mm弱です。
この数値で描いてみると・・・いやあ、ぶ厚すぎ!
ちょうど写真があったので見てみるとやっぱり厚いです。
それにしても、7mmは厚すぎです。
そういえばネックは、10%縮小してました。
この比率だと、大体6mmちょっとになります。
それ位なら何とか納得出来そう・・・

堀込に着手します。
鑿で全部掘り進めるのは大変なので、下穴を開けます。
ボール盤でやろうとしたら、材料の固定が出来ません。
バイスに挟んで、電動ドリルを手持ちで作業します。

そのままではうまく固定できないので、拾っておいた切れ端を使います。
ネックの作業には、切れ端が必需品です。

下の深くし過ぎると貫通してしまうので長さを計画します。
適当に底の暑さを描いて、その長さを測ります。
約25 mmだったのでそれに合わせてドリルの刃に印をつけます。
(手近にあったマスキングテープを使いました)

後は、せっかく作ったスクロールに傷が付かないように養生して作業開始です。
そうそう、あらかじめ線の内側にナイフで筋を入れておくと何かの拍子に木が割れてしまうのを防げます。


下穴が空いたら、後は力仕事です。
鑿でせっせと掘り進めます。


今日はここまででした。



ここまでの工数:66.3人日
(夏澄の世話をして、ちょっと遅れましたが、)


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