2010年1月23日土曜日

指板の貼り合わせ(2010/01/23)

先週の続きで、指板に黒檀を張り合わせていきます。

膠ではりつけていきます。
(1)材料を軽く温めて
(2)手早く、たっぷりと膠を両方の材料に塗り
(3)紐でぐるぐる巻きにします

今回は、黒檀にヒビが入っているので、一部はクランプで締めています。


指板ができたら、今度はテールピースを作ります。

バロック時代のバイオリンでは、指板やテールピースに黒檀を使っていないものもあります。
当時使われていたガット弦は、現在のガット弦より指板へのあたりが柔らかいからだそうです。


テールピースは、スプルースと黒檀で作ります。
指板と違って、メープルは使いません。
理由はというと、ある程度重さがある方が良いので、軽いメープルは使いません。

まずは、材料を糸のこで切り出して・・・
おおまかに削ります。
なんとなく、形ができてきたら、鉋と鑢で整えていきます。
テールピースの曲りは95rくらいだったと思います・・・

後は、黒檀を曲げて、膠で貼り付けます。


テールピースも、黒檀を一部割ってしまいました・・・

表から見て判らない程度だったので、そのまま使うと思いますが、その判断は乾いてからですね。


膠付してから教えてもらったのですが、バーナーで炙って曲げる時に、上手くコントロールできると自由にカーブ作れるそうです。
材料次第なのかと思っていたので、全く気にしていませんでした・・・

0 件のコメント: