2010年2月20日土曜日

バスバーの製作と接着と釘打ち?、それとテールピース・・・(2010/2/20)

  
遅れを取り戻そうと、バスバーを自宅で進めてきました。

先生に見せたところ、まだまだとの事でした。
これは、ある程度想定の範囲内です。

どこら辺で、接着して良いかどうかの基準が別れるのかを知りたかったので、甘めに作ってきています。

予想通りの回答でしたので、午前中はバスバーを作り、午後はネックの釘打ちをしようと思います。


今日の予定がたったところで、バスバーの続きをしていきます。
そこそこいい具合になり、お昼前に接着ができるかなぁなどと考えていたら、やらかしました・・・
鉋がグッサリと逆目に刺さり、ざっくりと材料がかけてしまいました・・・

気を取り直して修正していたのですが、他にも同じように刺さります・・・・

原因は3つあります。
(その1) 鉋の刃が切れなくなってきている
 これは、研ぐしかありません。
 すぐに研ぎにいきました。
 
(その2) 鉋の刃の出し過ぎ
 これは、次の原因とも関係しています。
 薄皮1枚だけ削れるように調整します。
 丸底の鉋を使うので、微妙な調整と、後はテクニックです。

(その3) バスバーの形が難しい
 表板にあわせてバスバーを作るので、根本的には表板の形が原因です。
 普通は、ひとこぶラクダみたいなカーブを描きます。
 僕の、バスバーは、ふたこぶラクダなのです。
 このため、木目が何か所も変化するため、一方方向に鉋をかけると、逆目になります。


ザックリと削ってしまったバスバーを眺めていてもしょうがないし、今更、表板を作りなおすこともできませんので、気をとりなおして進めます。

まずは、荒削りと思って、目だけを頼りに削っていたら・・・
「チョークを使って下さい」との指示が・・・
荒削りなのに何故に?と思ったら、まずは当たっている所を機械的に削ると、だんだん近づいてくるとの事です。

結局は、機械的に進めた方が早いようです・・・

淡々と淡々と進めていると、「大丈夫ですか?」「最後まで自分でやりますか?」と・・・
できれば、自分でやりたいと申し出て、進めていきます。

集中力が切れたくらいで、声がかかり「どうですか?」
まだ、もう少しなんですが大分良いです、と見せると「着けちゃってもよいかも」との判断がありました。
若干、隙間があるようなないような感じなのですが、合わせた感じがカチッとしています。
ここら辺が、接着して良いかどうかの分かれ目のようです・・・

接着するときに、膠を吸って木が膨らむのと、圧着するのである程度は合わさるのとで、結果オーライなのでしょう・・・

【バスバーの接着】
やっとできたバスバーを膠でつけます。
ポイントは・・・
(1) 膠を塗ったらすり合わせる
 余分な膠を押し出すために、バスバーと表板をすりあわせます。

(2) しっかりと位置を合わせて固定する
 すり合わせたら、しっかりと位置を決めてからクランプします。

(3) 余分な膠は掬い取る
 お湯で濡らした筆で洗うのではなく、掬います。
 濡れた筆を使うと、水分が膠側に流れるので、しっかりと水を切った筆で作業します。

(4) バスバーの端を固定する
 クランプする時に、バスバーの端は必ず押さえます。

この状態で、来週まで放置します。

【釘打ち】
ここまでできたところで、残り時間は1時間弱です。
ネックの釘打ちもできそうです。

釘打ちをする時に、内型を外さなくてはなりません。
内型がない状態の横板は、とても頼りなく柔らかいので、先に準備をします。
 ドリルの刃3本(3.0mm、2.5mm、1.5mm)
 電動ドリル
 マーキング用のテープ

準備ができたところで、内型とブロックを外します。
金槌で、ブロックを叩いて外します。
隙間に、パレットナイフを入れて、外れた事を確認しながら進めていきます。
全部外れた所で、内型を抜こうとしたら・・・抜けません!

膠がはみ出てくっついている処や、ブロックと内型がピッタリし過ぎていて、抜けません。

ブロックと内型が外れている状態で、ブロックの不要になる部分を削っていきます・・・
結局、全部のブロックの角をおとして、やっとこさ抜けました・・・
(バタバタとやっていたので、写真は撮れませんでした・・・)

30分以上、型を抜くのに費やしてしまったので、作業は中止します。

裏板とあわせて、クランプで変形しないように留めておきます。
先に、木釘を打っておいて良かったです。

釘打ちは、次回に持ち越しです。
釘打ちした後、ブロックに膠を染み込ませておく必要があると思うのですが、タイミング的をどうしようか考えないといけなさそうです・・・・
本来、型を抜く前にやっておくべきでした・・・


【テールピースの下準備】
帰宅してから、テールピースの下準備をしておきます。
メープル部分からはみ出た黒檀を削っていきます。

鉋にするか、鑢にするか、ナイフで削るか・・・
今回が初めてなので、何を使うのが良いのか・・・?
指板は、固定した状態で鉋で削りましたが、テールピースは大きさが異なります。

手持ちではどうも安定しないので、バイスに挟んで作業します。
曲がっているので、ナイフで削るのが一番効率的且つ機能的でした。
メープルに合わせて、ギリギリまで削ります。

ここまでできたら、後はスクレパーでメープルを削り過ぎないように黒檀を削ります。
夜も更けてきたので、今日はこのくらいでお終いです。

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