2010年5月8日土曜日

膠水塗り&駒作り&いよいよビオラに・・・(2010/5/8)

 
先週、亜硝酸ナトリウムを塗ってい置いたので、本日は、膠水をぬります。
塗った後は作業ができないので、その間に、未だできていない駒と魂柱を作ります。


【亜硝酸ナトリウム溶液の結果】
まず最初に、先週の結果の確認をします。

残念な事に、塗漏れがいくつかありました・・・・
他にも、何か所かあったので、その部分だけ塗りなおしです。
色合いは、良い感じに杢が際立っているので、全体的に紅すぎる感じもありますが、これをベースに進めることにします。

今度は、細い筆で、リタッチするように塗って乾かします。


【駒と魂柱】
自宅で駒のテンプレートを仕上げてきたので、それを使って駒を切り出します。
駒の向きは木目を垂直にしようと思っていたのですが、弦の圧力が斜め前方向にかかるので、当初の考えとは逆にします。

バロックの方が弦の圧力が高いそうなので、わざと普通とは逆にすることにしました。
この向きで、切り出していきます。

糸鋸で切りだし、鑢で穴をあけていきますが、学校の鑢では細い所に道具が入りません・・・
出来るところまでしあげたところで、後は宿題にします。

魂柱はというと、全く切り出していませんが、太さは丁度良い状態でした。
軽く、サンドペーパーで磨いてお終いです。



【いよいよビオラに】
バイオリンの方は待つしかない状態ですので、お昼寝するしかありません。
予てから興味のあったビオラに着手します。

まずは、コントラフォルム作りです。
モデルは、「Gasparo da Solo」の1580年モデルです。

全体的に丸っこいイメージで、可愛らしい感じの楽器です。
大きさは、ボディ長が392.25mmと小さめなサイズです。

こちらもサクサクと糸鋸で切りだし、鑢で仕上げていきます。
先生からは、ピッタリ同じサイズにしてくださいとの指示でしたので、微調整を繰り返しながら作業をしていたら、結局2時間半位かかってしまいました。


【膠水塗り】
そんなこんなをしていたら、他の生徒さんが膠付を終えたので、余った膠をもらって膠水作りです。

5倍位の薄さにして、表板だけに塗りました。
膠水は、導管を塞いでニスを塗ったときにムラにならないようにするだけですので、薄くても問題ありません。
導管を塞がないまま着色すると、髭面みたいになってしまいます。

このまま来週まで放置してからニス塗りです。

先生と話していたら、透明なニスをちゃんと塗れば、膠水を塗らなくても同じ効果があるそうです。
オイルニスの場合は透明といってもそれなりに色があるので、膠水を塗っておいた方が良さそうです。



来週は、いよいよニス塗りです。
どんな色にしていこうかなぁ・・・考えておいてくださいと言われました。
 

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