2010年7月18日日曜日

ガラス板定番&裏板 (2010/7/18)

【ガラス板到着】
昨日、卒業式(?)が終わってから大急ぎで帰宅し、無事ガラス板を受け取ることができました。
12mm厚のガラス板です。
定盤で使うからということで、縁の処理が切りっぱなしです。
このままでは、手を切りそうなので、枠を付けます。
嫁さんが車を使う前に、ホームセンターまで材料の買出しです。

丈夫なものであれば何でも良いので、パイン材の板と適当な柱を買って帰りました。
ガラスの淵は、真直ぐではありませんでしたが、自分で加工することもできないのでそのまま組み付けます。
タイトボンドで貼り付けただけで良いかとも思ったのですが、それなりの重量があるのと、ボンドが乾くまで待っていられなかったので、木ねじを併用しました。
400mm×500mmのサイズがありますので、バイオリン程度であれば十分な大きさです。

早速、使ってみたのですが、透明なガラスだと良く見ないと隙間が判りません。
石の方が良かったかも知れませんが、紙やすりを貼り付けて使う分には全く問題ありません。
目視する時は、良く見るようにします。

ここまで出来た所で、一汗かいたことですし、朝ごはんを作りつつ一休み。
食材の買出しに行っていなかったので、たいしたものができそうもありません。
お中元でソーメンが届いたことですし、ソーメンチャンプルにしました。
ソーメンをひと煮立ちしたところ(普通に食べるには硬いレベル)あげて、油で和えておくのがポイントです。
今回は、ソーメンが固まりにならずに上手くできました。


【裏板の面だし&寸法だし】
暑さに負けて途中で投げ出していた裏板の面出しを続けます。
完全にフラットにまではしていませんが、横板と合うレベルまでできたので、寸法出しをします。
(この季節、裏板・表板の削りはキツイ)
こんな風に、ワッシャーを使って横板に合わせて寸法を出します。
C字の先端(何て名前だったか?)は、フリーハンドでデザインします。
先端の幅が7mmになるように、そして、見た目のバランスが良いようにします。

ここまで出来たら、切り出します。
この暑さの中、手鋸で切り出す元気は全くありません。
糸鋸盤で切りだしました。


【失敗&修理】
斜めに力が入ったようで、糸鋸盤の刃が折れました。
折れた刃を抜いている時に、木が割れました・・・・
少しだけ、C字の先端が欠けています。

慌てず、騒がず、割れた木を貼り付けます。
5月の連休の時に作った膠が残っていますが、シャバシャバな状態でしたので使えそうもありません。
タイトボンドで貼り付けてしまいました。

もしかすると、エッジを仕上げた時に割れた部分は不要になるかもしれません。
念のため、直しておきます。

そういえば、横板の割れた部分も少し欠けが残ったままです。
こちらは、膠付することにします。
が、未だそのままです。
こっちは、削ってからパッチ当てをする形なので、後回しです。


【荒削り】
修理も終わったところで、荒削りに入ります。

今回も、弦長を328mにする予定です。
横板は31.0mmですので、裏板を15.5mm、表板ともに15.0mmにすると、合計61.5mmになり丁度良い具合です。

縁の部分は6mmの目印をつけて、そこまで削っていきます。
板厚が22mmもあるので、かなりガシガシと削る必要があります。

最初は鑿で削っていましたが、早くも握力がなくなってきたのと、手のひらが痛くなってきたので、鉋に変更します。
ものの30分も削っていると、Tシャツが汗でビショビショになってきます。
この時点で、未だ20mmもあります・・・・・先は長い・・・・・

荒削りの初期段階では、全体のカーブよりも「断面の形」を意識して削っていきます。
要するに、横から見たアーチの形をイメージしていきます。
そういえば、どこかにアーチのテンプレートを作ったハズだったのですが、見当たりません。
後で、適当な材料で作ることにします。

それが出来たら、全体のカーブをイメージしながら、大まかに形を作っていきます。

縁の部分が6mm位まで減った処で、アウトラインを整えていきます。
板を薄くしてからアウトラインを整えるのは、その方が板厚が薄くて楽だからです。


【昨日の授業にて】
私の横で作業しているKさんが、先週から延々と指板を削っています。
指板を削って、薄くする作業をしています。

裏側から削って薄くもしているのですが、表側からも削って薄くしています。
カーブのテンプレートがあるので、問題はないのですが、裏側の平な面を削る方が楽な気がします。

最初に作った楽器では、殆ど指板を加工していないので、重い楽器になっています。
指板の後端もボッテリと厚いので、見た目が良くありません。
今回は、指板も加工しようと思います。
ですので、Kさんが色々と質問している内容は、覚えておくことにします。
(メモをとっていたので、後でコピーを取らせてもらうのも良いかも・・・)

授業が終わってからも、指板の磨き込みをされていたようなので、最後まで見れませんでしたが、「フィンガーボードオイル」を使っていたようです。
匂いを嗅ぐ限り、亜麻仁油に揮発性のあるアルコールみたいなものを混ぜている感じでした。
(アルコールとオイルは混じらないよなぁ・・・?)
化学的にはおかしいので、有機溶剤系なのかも知れませんが・・・

自分の時には、亜麻仁油でサンドペーパー掛けをしたので、どんな仕上がりになるのか興味津津です。


明日も祭日なので、荒削りをもう少し頑張る予定ですが、暑さと家事と仕事でどこまで進むやら・・・
早くも、病院行くので送ってゆけといわれています・・・・

プロジェクトのスケジュールと見積りも作らなくてはならないし・・・
そういえば、社内レビュー時の指摘事項が宿題になっていた気がする・・・
あぁ嫌になってきた。

一服して、寝ることにします。

1 件のコメント:

JunSeki さんのコメント...

翌日(7/19)も荒削りを続けました。

修理したC字部分もガッチリと固定されています。
仕上げをしたら全く判らなくなることでしょう・・・